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157. ダフ屋でしか手に入らない切符

今年も春節が迫ってきました。
日本では元旦がおわると新年が到来しますが、
ご存知の通り、中国では春節休暇(今年は2月2日〜8日)に
新年を祝います。

この時期、スタッフから取引先まで、
気持ちが浮ついているのがよく判ります。
北京には地方から来た外籍人がたくさんいて、
それぞれ故郷の親戚にわたすお土産や
帰郷チケットを購入する支度に忙しいのです。
この時期は飛行機、新幹線、汽車の値段も跳ね上がります。
安い汽車のチケットには人が殺到します。

絶世健美のスタッフも例に漏れず、汽車のチケット発売開始日、
朝7時から並びましたが、結局2時間もならんで買えませんでした。
その後、インターネットで情報をあつめ、
ダフ屋の電話番号をつきとめ、
北京から西安まで片道182元のところを282元で購入したのでした。
結局、全てのスタッフが正規のチケット屋に並んでも買えず、
ダフ屋からチケットを購入したようです。

このように転売に関わる人を「〜販子」といい、
汽車のチケット(票)なら、「票販子(ピァオファンヅ)」といい、
他にも号販子(病院の整理券)、車販子、
恐ろしいことに、人販子(人身売買)という言葉まで
よくメディアを賑わせます。

鉄道チケットのダフ屋はおそらく鉄道内部の人間を利用して、
もしくは利用されて、このような違法行為をおこなっており、
彼らは貧しい身なりで
10代からこうした商売を手伝って育ったような人が多いのです。
商才のある票販子は、普段は貧しい身なりでも、
お金をためてマンションを買っている人も。
商才ない票販子はその日暮らしの生活を続けているそうです。
チケット値段が高騰する原因になり、嫌われる票販子ですが、
並ぶ時間のない人にとってはありがたい存在です。

北京の街には社会主義の名残で
「社会和諧」というスローガンが掲げられていますが、
貧富の差は激しく、本当に困っている人はリスクと隣りあわせでも、
必死に仕事をしています。
忌み嫌われる票販子の存在を
一概に悪いとは言い切れないものがあります。
不況不況とはいえ、日本人は恵まれて育っていますから、
こうした仕事に手をそめないでよかった。
票販子を見るにつけ、たまたま日本に生まれただけなのだから、
恵まれた環境に感謝して、
それ以上に役に立たなければならないです。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年1月21日

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