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191.クリミア半島から

いまクリミア半島に来ています。
以前、日本のメーカーで
東ヨーロッパを担当していたことがあって、
出張では訪れられないけど、
個人的に訪ねてみたい街がいっぱいあります。
クリミア半島もそのひとつでした。

黒海を隔てて西はEU、対岸はトルコで、
ギリシャ文化やロシアの文化が出会うところです。
クリミアのなかでもヤルタはヤルタ会談が行われた街で
素晴らしく美しい海岸を持つ場所です。

クレムリンがロシア、旧ロシア諸国のために
リゾート地として開発したところなので、
ロシア語がしゃべれないと自由に動けない街です。
私は友人に案内してもらったのですが、
カフェで話していると、アジア人がめずらしいのか
スタッフの人が話しかけて来ました。
「あなたチャイナ?それともフィリピン?」
私「(中国から来ているけど)私は日本人ですよ。」
店員「日本人??日本人って英語しゃべるの?」

ODAや日本文化の影響などで
日本にいい印象を持つ人は多いはずですが、
海外に出る人が少ないため、折角の好印象があっても
日本は遠い存在のようです。

私の宿泊するホテルの門の限られたスペースに並ぶのは
アメリカ、トルコ、カナダ、そして中国の国旗です。

中国はロシアから武器や軍艦、
戦闘機などを購入する良いお客さんで、
一目を置かれる存在です。
街には日本車がたくさん走っていましたが、
中国の車も少しながら出回りだしていました。
またこちらのテレビでは、
イタリアが中国に国債 の購入を要請したというニュースが
「中国がイタリアを救うか?」などと大きく報道されています。

アジアの時代、
これから中国が中心的な役割を果たしてゆくのでしょうが、
せめて日本人個人としては
一目を置かれるようなビジネスマンになりたいものです。
しっかり精気を養いまして、これから北京に戻ります。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年9月16日

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