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222.危うく買い物損

日本で家電などのお買い物をする際、
価格比較をするサイトを利用する方も多いと思います。
私も一番安値はいくらか、適正価格はいくらか、
評判はどうかを調査してから買い物しますが、
ここ北京でも同様のことをしています。

日本の場合、同一商品の価格であれば、
販売場所が異なってもひどい乖離は少ないと思います。
ところが、中国では注意が必要な場合があります。

先日北京のデパートで時計を探して歩いていた時のこと。
何店舗か歩いて、ようやく自分の欲しい時計に出会って、
嬉しくなりその場で衝動買いしそうになったのですが、
こらえて家に帰って調べてみると、
なんと40%も安い価格で販売しているネットショップがありました。
恐らく免税の香港などから持ち込まれた商品と思いますが、
淘宝というショッピングサイト上の信頼を得ている店舗だったので、
迷わず購入して満足しています。
しかし、衝動買いした後で40%も安く買えることを知ったら、
さぞがっかりしたことと思います。

中国の賃金水準は未だ低い分、食費などは安いですが、
その割に、家賃や税金などの水準は高いので、
わたしは中国政府に搾取される奴隷です、と皮肉をいう人もいます。
そこで海外産品を香港や海外から個人輸入をして、
安く買い物する人が後を立たないので、
税関局は国内産業を守るべく
個人の買い物でも関税の取立てを厳しくすることを
最近発表しています。

「グローバル化に反対の動きは簡単になくなりません。
それがあるからこそお金儲けのチャンスがあるのです。」
と、邱先生がおっしゃりました。
中国で国内産業が保護されて、自由競争でないケースでは、
海外産品は中国商品に対して強みが十分あるということ。
現在、中国に何を持ってこれば有り難がられるのか。
ネット販売でコストを下げるなど、
工夫することで安く販売することが出来れば、
チャンスは幾らでもあると思っています。


絶世の活動情報 : www.zessei.com


2012年4月13日

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