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8.世界都市北京、その裏に

さて、今回はいきなりの写真です。
今、北京で最も注目を浴びているビルではないでしょうか?
(写真の撮り方がおかしいのではなく、ビルが斜めに傾いているのです)
来年度中の完成を目指しています。
皆様が来年以降、北京に起こしになる時にはちょっとした有名スポットとして
ガイドブックなどに載っているかもしれませんね?

故宮(紫禁城)を囲むように近辺には
ここぞとばかりに高層ビルが建ち並んできています。
そのビル群を見ていると、北京市が世界都市を相手に
どっちが高いビルを建てられるか?
なんて背比べをしているようにも見えてきてしまいます。

その裏に、些細な事なのですが気になる事があるのです。
それは
「技術や経済の成長ばかりが著しくて、
普通の市民がその成長についていけていない傾向」
にあることです。
私は民俗学者ではありませんから気にする必要はない事ですね。

それを証拠に、つい最近、北京空港近くに行く用事があり
タクシーに乗って運転手とオリンピックの話をした内容です。
(いつも面白い話がでてくるのは決まってタクシーです)
私「この辺工事すごいねー?」
運「そうだろぉーオリンピックがあるからなぁ!」
私「ははは、来年だね!そうだ、英語とか平気?」
運「10年前に勉強したから大丈夫だって」
私「じゃー知っている英語喋ってみて?」
運「アープレン!スクー!それからタークスィ!!」
(聞こえたままです。Airplane ! School! Taxi!だそうです。)
私「そうかぁー」
運「大丈夫だろ?はっはっはっはっ」

不安です。海外から来る方たちはどこにも行けないですね。
「語学力」が中国に来た時の私とほぼ同じです。
私は「ニーハオ!シィェシィェ!ザイチェン!」
 訳(こんにちは、ありがとう、さようなら)

世界各国から何万人もの人が押し寄せて来る来年の8月!
語学がなんだとか言っている心配をよそにきっと成功するでしょう。
その先、中国はもっと刺激的になっていきます!
いつか、この国は日本をも追い抜き、
世界標準になる (かもしれない)中国から
日本の「ここ」は「こうだろ?」と指摘されるようになる日も
いつかは来るかもしれません。

そうだとしたら、今だからこそ私は彼らと一緒に
世界一になっていくであろうこの国で一つでも習得する事が出来れば
日本を飛び出してよかったと思えるはずです。

中国に居て、勿論文化の違いや意見の違いはありますが、
少しずつその穴を埋めて成長したいと自分にも期待しています。

※余談ですが、オリンピック期間中の宿泊施設は
既にヒートアップ気味で平均8万円〜10万円(1泊)
スィートルーム並みです。
ご予約はお早めに。

次回に続く


2007年7月4日(水) <<前へ  次へ>>