トップページ > 三全公寓便り > バックナンバー

   隔週水曜日更新
7.自転車王国は遠い昔?

時々、昔見ていたTV番組を思い出します。
そのテレビ越しに見た中国は
「自転車の大群が街中を颯爽と走る映像と活気あふれる
ローカル市場で見つけた珍しい食虫を食べさせられるリポーター」
というのが私の定番中国でした。

初めて北京に来た時に見た自転車族には当時の私も
「いやーこれだこれだー!」
と興奮を隠し切れなかったものです。

そんな北京にもオリンピックを控える都市として
色んな場所、不特定な時間、どうみても合理的ではない工事などはしばし目にします。
(一度、北京にいらした事がある方はご存知でしょう)
着々と準備がされている証拠なのでしょうが。。

更には空前のマイカーブームが到来していることもあり、
時間帯によって主要道路は渋滞の嵐。
何処に行っても自動車の渋滞が目立ちます。
こんな調子だと、私がいつか見ていたTVの自転車族が
車族になっていく日も遠い話ではないのでしょうか?

それを裏付けるかのようにここ北京だけでも毎日
「1000台ものマイカーが登録されている」という計算が出ているのです。
この計算をみなさんはどう見ますか?
この激変する北京ではマイホームとマイカーが
若い男性の憧れの的になっているようです。

余談ですが、男性ならば一度は憧れるベンツやBMWなどの高級車も
街を歩けば2分に1度は目にします。
(ポルシェを目にした時は流石に興奮しました。どんな人が乗ってんだろう?
と覗き見するとなんと女性でした!)

チャイナドリームを掴んだ人がいればこんな和やかな風景があるのも北京です。
(前は馬です。馬車に積んでいるのはメロン。
馬に触ると10元よこせと言われてしまいました)

最後は北京で気をつけて頂きたいタクシーに注目してみましょう。
ここ北京で皆さんが最も多く移動手段として利用することになるでしょう。
このタクシーでは「危ない!!ぶつかる!!」と思うことがよーくあります。
日本の「ゆずりあい」運転からは今のところ随分とかけ離れています。
オリンピックに向けてマナー改善のスローガンも上っていますが、依然
定着していないなぁと感じることが多いです。

気の弱い方はタクシーに乗っても、外の風景、
しかもビルの天辺を見ていることをお勧めします。

「車間距離・割り込み」に慣れないうちにうっかり前を見てしまうと(普通みますけど)
ハラハラドキドキしてしまいますのでご注意下さい。
見ていると大変危険なのですが、事故は不思議と少ないのも事実です。
私の知っている解決策は「慣れるば怖くない」という答えだけです。

次回に続く

 


2007年6月20日(水) <<前へ  次へ>>