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32.ワンルームに男6人で。。

北京はもう夏目の前です!
日本に居た頃、いやでいやで仕方無かった梅雨も
ここに居ると、そんな事もあったなぁと、なんだか懐かしかったり、
ちょっと寂しかったりしています。
でも、やっぱり、雨は嫌いです。

今日のお話は、私の所属する
イタリアンレストラン(IL MILIONE)のスタッフが住む寮のお話。

「皆さんは、1DKの部屋で6人が生活する部屋を見たことありますか?」

日本だとまず見ることは無いでしょう。
勿論わたしも見たことなんてありません。
初めてこちらに来て、うちのレストランの男性スタッフの寮を見たときは
ただただ唖然でした。
仲良くみんなで一つ屋根の下で暮らすというより、
生きるという事に対する強さを見た!というかたくましい!といいますか。
その15平米位の部屋には2段ベッドが所狭しと3台、計6人が住んでいるのです!
もし、僕が彼らと同じ状況だとすれば、最初の1週間は我慢できるかもしれません。
読者の方からは甘ったれるな!と言われそうな発言ですが、
それでもやはり、6人1部屋で暮らすとさすがに疲れないわけが無い!

ここ北京は中国全土から出稼ぎに来ている方、
夢を求めて来ている方、都会に憧れて仕事を求めてくる方。
ほっんとうに沢山の人達が働いています。

勿論、うちで働くスタッフも今は中国全土から集ってきていますし
志の高いスタッフもおります。
中には第23回目のコラムでも書いたように、
田舎のお父さんお母さんに仕送りもしています。
少しでも稼いだお金を遣り繰りできるよう、
レストラン側からも宿舎を提供してあげるのですが、この宿舎がまた一苦労。

つい先日、家主から
「今あなた達のスタッフに貸してるお部屋だけど、
オリンピック期間中はここの住宅から立ち退いて!
で、その立ち退く日だけども5月末まで!」
このことを言われたのが5月20日辺りだったと記憶しています。

なにがなんでも家主さん、強引過ぎです。
ましてや、オリンピック期間中の期間なら
5月末に出なくても。。。という所なのですが、
一旦言い始めた事を考え直してくれといってもわかる相手でもなく、
私と当社の人事部の女性とで宿舎を探す事になったのです。。。

次回は私と人事部の女性(中国人)と2人で宿舎探しのお話を。

つづく


2008年6月4日(水) <<前へ  次へ>>