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16.新豆の出荷が始まりました
昨年10月より収穫してきた邱公館コーヒーの出荷が始まりました。

コーヒー豆の種類は2種類。

一つは私たちの農場で収穫されたコーヒー。
こちらは、100年ほど前にフランス人宣教師が
雲南に始めて植えた古いコーヒーの品種の子孫を
農場に集め育てたもの。
古い品種なので収穫量は改良品種の四分の一。
病害虫に弱いので雲南ではほとんど栽培されなくなった品種です。
そんな貴重な品種を、
環境にやさしい完全無農薬無化学肥料栽培で育てました。
加工方法も邱公館オリジナルで、
ひとつひとつ丁寧に手作業で行っています。
他の雲南のコーヒー会社より出荷が1ヶ月程遅いのは、
焙煎のムラの原因となる水分率を均一にするために、
倉庫の中でゆっくりと熟成させているからです。
透き通った透明感のあるさっぱりとした味が特徴のコーヒーです。
コーヒー好きの方だけでなく、
コーヒーが苦手な方にも好んで飲んでいただけます。

もう一つは標高1200メートルの契約農園から買い付けした
新しい品種のコーヒー。
ボディがしっかりしていて、
とってもフルーティな味が特徴のコーヒーです。
特に今年の豆は香りのよい熱帯の花を連想させます。

契約農園からの買い付けコーヒーだからといって、
決して手を抜いていません。
この地域の中でも特に研究熱心な生産者に契約農家になってもらい、
さらに彼らの農園の中でも
樹の状態・栽培管理がよくできている場所を、
毎年私たちが直接選んで決めています。
コーヒーチェリーを収穫する時も、
毎回私たちのスタッフが技術指導に行くので
品質も統一されています。

今年の新豆は
北京・上海・成都・昆明のカフェで販売しておりますので、
是非、お試しください。

また、2月下旬に中国国内で販売されている
「ナショナルジオグラフィック・トラベラー」に、
農園で取り組んでいる環境保全型農業と私たちの家族が
6ページに渡り、取り上げられました。

今、私たちは2年後の確立を目指し、
雲南コーヒーの新しいスタイルを模索しています。


2010年3月24日(水)

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