パリだけがフランスではありません

第44回
読んでくださっている皆様へ

2005年の1月17日から始めて、
このこラムもやっと4ヶ月近くがたちました。
邱永漢先生の2000回にも届くかというシリーズや
他の方々の回数にはまだまだ及ぶべくもないうちに、
けっこう重要な間違いを犯していましたので、
ここで訂正させていただきたいと思いす。

一つは第5回(1月26日)の
「自分たちを『ブルトン』と呼ぶ人たち」
のなか。
「ベル・イル(今は観光名所の島です)では、
男性が一人残らず船でイギリスに渡った後」という記述があります。
これ、実はベル・イルではなく、
フィニステール県南部、
ラー岬Pointe du Razから8kmほど先の大西洋に浮かぶ小さな島、
貧しいサン島ile-de-Seinの男たちだったのです。

改めて義母に確認したところ、
間違って記述していたことが判明しました。
ベル・イルはモルビアン県に含まれる風光明媚な大きい島です。
少々疑問は持っていたのですが、確認が遅れてすみません。

少し付け足すと、
将軍の元に駆けつけた
最初の600人のフランス人男性に出身地を聞いたところ、
この島の名が150回も繰り返され、
「サン島はフランスの4分の1に当たるわけか」
と驚き言われたそうです。

もう一つは、つい最近4月20日の
第41回「フランス版政治家のスキャンダル」です。
これはパリにお住まいの読者の方が指摘してくださいました。

本文中、最初にゲマール氏
(名前もゲマーよりゲマールで表記するほうがより発音が近いと)
の家賃をすっぱ抜いたのは『パリ・マッチ』としましたが、
『カナール・アンシェネLe Canard enchaine』という
週1回発行の新聞紙面だったといわれているとの事。
その後、各新聞、雑誌、テレビなどで報道されたというわけです。
さらに彼は厳格なカトリックで、なんと8人もの子持ちでした。
いろいろなことが重なってのことですが、
インタビューで嘘をついたのも判明して辞任に追い込まれました。

以上2点の他、御指摘を頂いた(ありがとうございます)り、
気が付いた時点で細かい部分
(特にフランス語関連)の間違いなどは
遡っても訂正を入れるようにしています。
できる限りこうしたことのないよう気を付けているのですが、
何かありましたら、いつでもお教え頂きたいと思います。
どうかどんどんご意見、ご感想メール、お寄せください!


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2005年4月27日(水)

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