ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第19回
ガンは絶望病にあらず・2

これから公的機関が、
公的資金=税金を使って、
ガンの実態調査をし、対策を練るべきは
ガン治療の瑣末な現象調査でお茶を濁すのではなく、
治療姿勢と治療方法の根源に
メスを入れることだ――、

さもないと、医師にとっては
望ましい調査となっても、
患者を救う手立てにはならない――
という、僕が抱いた疑問の続きです。

たしかに、いまのガン病棟に広がる
治療の欠陥は、
医療保険制度に縛られた
医療点数制のなせるワザなのでしょうが、
僕たち患者が改善してほしいことは、
ただ「代替療法や東洋医学の治療法を採用にせよ」
といった、短絡的な発想ではありません。

ガンを診る医師が、もっとより広いガン治療法を
勉強するシステムを作り上げること――、
そして、ただ臓器だけを診るのではなく、
人間のいのち丸ごとを見る治療に立ち戻ること――
これが危急だという実感です。

いまのように、ただ「切り捨て御免」や
「化学劇薬飲ませ放題」のガン治療が続き、
それを基軸に据えた瑣末な調査データが
実施され続けるのであれば、
患者にとって≪ガンは絶望病≫で終わってしまう――
僕は心底から、そう危惧しています。

もっと患者の気持ちと実情に即して、
幅広い古今東西の治療法や養生法を
補助医療としてでもよいから、
取り入れるようになれば、
≪ガンは絶望病にあらず≫といえる段階まで
ガン治療のレベルアップは図れるのではないか?

このコラムでも何度か紹介してきましたように、
5年、10年、15年と
治療・養生の選択肢を広げて、
元気で延命してきた患者、
希望を掴んだ患者のケースとは、
たまたま≪運が良かった≫という
レアケースではないと思うのです。


←前回記事へ

2010年1月19日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ