ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第40回
死ぬならガン?そんな馬鹿な!・1

よく有名な作家やジャーナリストが語る
ガンに関するインタビューを聞いたり
対談記事を読んでいると、
僕のように長い間、
ガンと付き合ってきた者には、
ちょっと理解しがたい意見を吐く人が
たくさんいるのには驚きます。
「死ぬのならガンがよい」という発言です。

人生最大の謎と言われる
「ガンと激しく闘うことが、
最も人生で勇気があり、
意義ある死に方」だと
空想しているのでしょうか?

一度でも、ガンになって、
惨い手術の後遺症や抗ガン剤の副作用の疼痛
にもがき苦しんだ体験のある人なら
分かると思いますが、
世の知識人が想像するほど、
ガンは「カッコウのよい病」でも
「意義ある死」などといえるものでもありません。

ガンと長く付き合えば分かることですが、
≪ガン病棟の真実≫とは、
「ガン」そのものではなく、
繰り返されるガンの過激な「治療」で
患者はダメージを受け、
いのちを縮めていく――ことなのです。

さらに、「死ぬのならガンで死にたい」
「最新の科学医術と共に意義ある死に方をしたい」
「いまはだめでも、
きっと将来人類はガンを克服するはずだ」と
西洋医学のガン治療法の研究開発について、
メディアを通じて声高に喋っていた人に限って、
ひとたび、ガンになると、どうでしょうか?

遺された闘病記や生前の闘病記録を
読んでみれば分かることですが、
大半が、あれほど最新医術を
信じていたにも関わらず、
その手術の後遺症や
化学劇薬の副作用による激しい疼痛が、
「ガンそのものとの意義ある闘い」だと思い違いし、
悶絶しながら亡くなっている――
そうしたケースが多いのです。

はたして、
これが「カッコウのよい死生観」でしょうか?
「意義のある死に方」でしょうか?


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2010年2月9日(火)

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