ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第41回
死ぬならガン?そんな馬鹿な!・2

もちろん人生観や死生観、
さらに、治療の選択とは、
それぞれの個人の自由ですから、
僕がとやかく言う立場にはありませんが、
はっきり言えることは、
ガン患者の最大の願いとは、
「ガン治療と激闘する勇気」などではなく、
「なんとしてもいのちが助かりたい」という切なる気持ち――、
これでしょう。
僕は、長い体験から、
これが「ガン患者の常識」であり、
「患者の心の真実」だと思っています。

では、なぜ、ガンが「意義のある死に方だ」
「カッコウのよい死生観だ」
と空想する知識人が多いのでしょうか?
それは、古今の哲学、文学、さらに医学、科学に
精通しているといわれる人ほど、
西洋医学に心酔し、
「機械部品のように臓器を修理する」
最新の医術を信じ込む。
そして、西洋の機械論的な
合理主義思考に盲従する傾向が
強いからではないか?
僕は、そう思っています。

僕のように、最新の大学病院を脱走し、
「ガンを切らずに」退院。
さらに宙身一体・心身一如の
東洋一元論に基づく、漢方薬や食事法、呼吸法で
10年以上延命した・・・などというと、
なんといかがわしい男だ、
ジャーナリストの風上にもおけない奴だ・・・
と無視されるのがオチなのです。(^0^)

ちなみに、医師や病院は
西洋医学に基づいた治療が生業(商売)ですから、
メスや劇薬の最新治療に
勇敢に立ち向かうことが、
「模範生の患者だ」「よい患者だ」
というのは分かりますが、
物事を客観的に見る商売であるはずの
ジャーナリストや知識人といわれる人までが、
医師や病院サイドの論理に盲従し、
「最新医術と共にガンと闘う勇気がよい」
「ガンは意義ある死に方だ」と信じて、
もし、自らもガンになって、
一生を終ってしまうとしたら・・・
こんな馬鹿げた死生観はないのではないか?
僕は、そう考えているわけです。

決して、患者は壊れた機械ではありません。


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2010年2月10日(水)

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