ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第58回
「自力游息」のすすめ

前回まで、いま発売中の「むすび」誌の
僕の連載コラム
「運を呼び込む≪希望の法則≫第3回、
元気に長生きするための《半仙人》のすすめ」について
紹介して来ました。

くりかえしますが、
いまの東洋的な養生法や東洋医学に連なる
主な≪仙人術≫とは以下のようなものです。

1・辟穀(へきこく)=いわば断食です。
  五穀(米・麦・粟・豆・黍)を断つ、修行。
2・導引(どういん)=気功のこと。
  体内の気・血・水の流れをスムーズにする修行。
3・胎息(たいそく)=胎児の呼吸法と呼ばれ、
  呼吸を止め、体内の気で呼吸する修行。
4・内観(ないかん)=瞑想。
  体内に満ちる宇宙エネルギーの姿をイメージする修行。

もちろん、僕などは、ただの凡人であり、
別に、高僧や仙人・聖人になって
不老不死という高邁な悟りを開くことなど出来ませんし、
したくもありません。

しかし、こと心身の養生術に限って
いろいろ研究してみると、
いまの時代にもなかなか参考になりますから,
面白いものでした。

というわけで、
元気長寿、希望達成の気持ちを持続させるヒケツは
≪仙人に真似る気分≫ではないのか?
いや、≪半仙人≫の気分になって、
日々の養生を楽しみながら
続けることが大切だと思ったわけです。
そう考えると、なんとなく
ワクワクときめいてくるから不思議です。

ちなみに、老子・荘子のような
中国古伝の思想では、
自然無為に憩い楽しむ生き方を
「游息(ゆうそく)」「逍遥遊(しょうようゆう)」
などと呼びます。

「游息」とは、2200年前の中国の思想書
「淮南子(えなんじ)」に出てきます。
「逍遥遊」も「何ものにもとらわれない
自由気ままな境地を楽しむ」という意味です。

ま、僕などは、老子や荘子の境地に達することなど
とてもとても叶いませんし、
おいおいそんな呑気なことをいってはいられんよ――
と思う人もいるでしょう。
しかし、こうした混沌の時代だからこそ、
「自力游息」の気分
「半仙人」に真似て向上心を磨くことは大切だ――と、
僕は勝手に思い、ガンにも負けない
「逆転発想の希望学」の一項目に入れて、
まさに、トキメキの気分を楽しんでいるわけです。


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2010年2月27日(土)

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