ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第62回
心の養生が「希望」をもたらす

逸見晴恵さんの近著
「がんを生き抜くための指南書」(蕗書房)に掲載された
イディス・シ―さんとの対談抜粋の続きです。
(*これは季刊「いのちの手帖」に初出したもの)

乳ガン、子宮頸ガンという女性ガン克服体験の
秘話もしかりですが、
とくにガンという「危機」を「好機」に変え、
「絶望」を「希望」に転じて、
いかにして勇気を持つか?
まさに、心の養生のヒケツが語られていますので、
その部分を抜粋紹介します。

               *

●真っ暗なガンの世界に光明を灯そう

司会(関根) いやー、おふたりとも、
10数年、自らのガンと闘うだけでなく、
より積極的に患者の心に勇気と希望をもたらす
活動を元気でされている。
これも、慎重な治療選択ゆえのことですが、
日ごろからの心の養生の賜物が大きいと思います。

僕の敬愛している帯津良一先生も、
ガンの治療は心がベースである
とおっしゃっています。
どういう風に気持ちを持つか
ということについて先生は
「心を日々ときめかすことが大切だ」とおっしゃる。
シーさんのいうように、どんなに頑丈な人でも、
ガンの腫瘍や臓器のことだけを
考えていると滅入ってしまいます。
次の人生の設計をどうするかということ、
心をときめかかすことによって
生きる勇気が湧いてくるといった考え方をもったほうが
いいと思います。

逸見 私は自分らしい夢をもって
「1年後はこうしたい」
「2年後はこうして、10年後はこうありたい」
とビジョンを持ったら、
それのために生きていきたくなるはずだと思っています。
それで輝くわけよね。
大人が夢を持ってもおかしい訳はありません。
子供のころと同じように
「今年はこういうことをしたいわ」
「こういう夢を実現したいわ」って、
そう考えたらわくわくしてきて、
病気なんてやっていられなくなるでしょ・・・って、
そうじゃありませんか?

もちろん、ガンになれば死と対面します。
ガン=死と思っても、それにくじけないで、
それじゃあ、生きてる間に何かしたい、
もっと輝いていたい、そして、
子供にもそういう姿を見せたい・・・
ということになったら、
やはり夢が膨らんできますよ。

               *

続きはまた明日。


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2010年3月3日(水)

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