ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第63回
自癒力を高める≪希望のトキメキ≫

逸見晴恵さんの近著
「がんを生き抜くための指南書」(蕗書房)に収録された
イディス・シ―さんとの対談抜粋の続きです。
(*これは季刊「いのちの手帖」に初出掲載したものです)

司会(関根) 危機は好機、
ピンチはチャンスという格言がありますが、
危機をただあきらめるのではなく、
与えられたチャンスだと考えれば、
これ以上悪いことはないわけですから、
希望も勇気も湧いてくる・・・。

逸見 ポジティブにどうやってとらえるかによって
人生が変わってくる。

シー その通りだと思います。
関根さんが言ったように
「危機がチャンスだ」という心の持ち方について、
自分の体験を通して、
できるだけ多くの患者さんに
伝えていきたいと思っています。

ガンと診断されて、5年の生存率が20%だ
と宣言されたときには頭が真っ白になって、
生きる希望を見失いました。
しかし、今までの活動を通して、もう10年たちますけど、
死ということを恐れなくなり、
患者のみなさんと話し合うことで、
自分も学んできました。

この10年にたくさんの出会いがあって、学んだことは、
実は、“ガンになってからは、ガンになるまえよりも
心身が健康になった”ということです。
ガンになって10年、
自分が変わったことに満足し、感謝しています。
死は神様が決めることであって、
今の私には関係ないことだと。
自分の宿命として、自分の体験をとおして、
何が出来るのかということが
不思議と死を恐れない思いにつながってます。
以前とは逆で、自分が考え、
講演したり、話し合ったり、
一緒にボランティア活動することが、
すべて自分の生きるパワーとなって戻ってくる――
この心の循環が実感としてあります。

例えば、今を1つのローソクだとしましょう。
ガンを真っ暗な状況だとしましょう。
我々は1つのローソクの光にしか過ぎない。
今は1本か2本でしかないけれど、
いろいろ伝えることによって、
たくさんのローソクができます。
真っ暗なガンの世界を明るくできるわけです。
これこそ光明です。(略)

               *

元気長命・希望達成のヒケツは、心の躍動=
「心のときめきにあり」ということでしょう。
ぜひ、この2人の「継続は力なり」を実証した
ガン延命体験を参考にしてください。
ただ病院の検診に任せるのではなく、
日々、希望のトキメキが「自癒力」を高める――
ここに延命力の秘訣があると思います。

(次回に続きます)


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2010年3月4日(木)

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