ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第69回
自信と希望が免疫を高める

同輩が70歳を過ぎてくると、
きまって、電話が病院の検査の話となります。
「肝臓の数値が悪い」「肺におかしな影がある」
といわれたといった検査不安のこととなります。

「いのちを守る政治」とやらが声高に叫ばれ、
マスコミを通じて早期検査や予防検査のススメが
盛んに喧伝されていますが、
いま流行りのCTやPETといった
最新の検査機器で調べれば、
70歳、80歳と言えば、いくら元気な人でも、
ひとつやふたつ、小さな体の故障部分は発見されるものです。
そして、最新と言われる化学薬の服用を勧められ、
あげくのはては再検査だなどといって
そそくさと入院させられてしまいます。

たしかに、生命維持装置に損傷が見られ、
自覚症状に耐えられないのであれば、
入院も仕方がないでしょうが、
人間の成長とは、20代にして止まる、
老化が始まるものですから、
そこをしっかりわきまえていないと、
この長寿難病を元気に長生きすることは
出来ないと思います。

僕は、ガンになって、惨い手術は拒否したものの、
過剰な検査の弊害も
過剰な化学薬の副作用も身をもって体感して来ましたから、
この長寿難病時代を元気に長生きするために、
患者サイドもそろそろ
「化学薬の妄信」「検査の妄信」について、
反省すべきだと思うようになりました。

僕の知り合いで、うつ病と診断され、
「抗うつ剤」「抗不安薬」「精神安定剤」から
「睡眠導入剤」などを山盛りのように渡され、
忠実に5年間服用しているうちに、
その複合副作用でしょう。
とうとう、口からはよだれが出て、
電話でもまともに話せないような
「廃人」のようになってしまったことがありました。

「薬を止めれば、うつ病は治る。
薬を断つことは、最初は、辛いだろうが、
体がボロボロにされてしまう」
「僕の同輩でも、一歩も歩けなくなるうつ病の薬害を
整体体操の励行で克服した人がいる」と話をし、
まず、大量の薬の服用を止めて貰いました。
漢方の治療や散歩、食生活の改善を続けて貰い、
半年くらいかかりましたが、電話がかかって来た時は、
じつに快活に喋るではないですか?
びっくりしました.

前回、希望達成・自己実現のヒケツとして
「自力」と「他力」の上手な使い分けによる
「トキメキ養生法」について書きましたが、
外からの治療パワーにすがると言っても
病巣だけでなく正常細胞も叩く「化学劇薬」にすがる、
「病院検査」だけにすがる――ことは、
決して「他力」のパワーとはなりません。
もちろん、「自力」の意欲まで殺いでしまいます。

不治の病といわれる膠原病を、
笑いとユーモアで克服し、
生への意欲が奇蹟を起こすことを例証した
米国作家のノ―マン・カズンは、
次のような「いのちの名言」を残しています。
「自信と希望が免疫の力を高め、
コレステロールも下げる」と。


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2010年3月10日(水)

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