ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第70回
不幸を治す薬は「希望」だ

体の具合が悪いといって、
とくに僕たちのような高齢者は、
「化学劇薬」にすがる、
「病院検査」だけにすがることは、
決して「他力」のパワーをもたらすものではない――、
「自力」の意欲もそぐものだ――
という話の続きです。

よく「病気と仲良くしながら過ごすのが
生き方上手だ」といわれます。
長寿元気という希望達成のためには、
ぜひ、自らの生命力向上の養生努力から始めて
「ときめきの希望達成」にまでたどり着く、
イメージトレーニング(自己想像訓練)に心してください。
不治の病と言われた膠原病を
笑いとユーモアで克服。
生への意欲が奇蹟を起こすことを例証した
米国の作家ノーマン・カズンズは
こんな名言を残しています。
「自信と希望が免疫の力を高め、
コレステロールも下げる」と。

ちなみに、
「いのちを、守りたいいのちを守りたいと、願うのです。
生まれてくるいのち、そして、育ちゆくいのちを守りたい」――
という演説を聞いたことはまだ記憶にあるでしょう。

「いのちを守ることは友愛政治の中核だ」とする
鳩山総理大臣の施政方針演説でしたが、
たしかに、これまでの政権に比べれば、
一人一人のいのちを大切にする政治に転換したことは
素晴らしいわけですが、
この未曾有の不況と共に、
実際の福利医療行政はそうは簡単にいかないようです。

別に、僕などは、昔から、政府も会社も病院も、
心底から「いのちを守ってくれる」機関だなどとは
信じて来ませんでしたから、
「自分のことは自分でやる」
「自分の体は自分で守る」
「患者が主役」――を信条として、
なるべく化学薬や過剰な検査に身を預けず、
こうして「ガンを切らずに12年」と、
幸運にも過ごしてきたわけです。

いまや、50歳以上が人口の半数に迫る
長寿難病時代ですから、
福利厚生医療システムの掛け声に水は差しませんが
一人一人が、もっと、自らの「希望達成のための
養生訓練」にしぶとく励む時代となったと思っています。

最近、次のような「いのちの予算」の実施に関わる
小さな新聞記事を見ました。
「こども手当は、今年は出ても、来年度からは分からない?」
「統合医療の研究費に、たったの10億円」――、
たしかに、税収激減で、当初の総理大臣のマニフェストからは
後退せざるを得なくなってきたわけでしょうが、
ことほど左様で、社会のシステムとは
掛け声の様にはいかないわけです。
政府にお金がないどころか、800兆円の大借金です。

まえに「上有政策 下有対策」こそ、
これからの「悪い時代を生きる知恵」だと
申し上げたことがありますが、
ますます、希望達成の生命向上の「ときめき養生法」が
一人一人に大切な時代となって来ました。

「不幸を治す薬は希望より外にない」――、
このイギリスの劇作家・シェイクスピアが遺した名言を
いま一度、しっかりと噛みしめる時代となりました。
あなたはどう考えますか?


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2010年3月11日(木)

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