ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第77回
読書=「読むトキメキ」について・1

このコラムでは、希望達成のための
「生命力向上」法として、
≪希望→知恵→努力→言葉→縁→運→ときめき≫
と7階層に分け、
●1段目の≪希望≫≪知恵≫
  ≪努力≫≪言葉≫のパワー、そして、
●2段目の≪縁≫≪運≫が秘めるエネルギーを
 大事にする気持ちが大切ですが、
●三段目の≪ときめき≫=喜びのエネルギーを
 ポンと一気に爆発させる――
 最後のトキメク心が希望達成のカギとなる――

と提案して来ました。

希望達成を果たすには
心トキメク=心に喜びの感動を持つことが、
どんな「薬」よりも効果がある――という
「逆転の希望学」です。

さて、心ときめく=自己実現といっても、
大昔の仙人や高僧のように、
なにやら難しい座禅内観をやって、
苦しみながら悟りを開くことはありません。

朝の散歩でも、呼吸法でも
自分に合ったさりげない養生努力を
日々積み重ねていけばよい――、
ときめきの大爆発ではなく、
小爆発を積み重ねれば、
やがて、縁も運も呼び込んで、
希望達成はかなう――と、説いてきたわけです。

僕の主治医である、帯津良一医師は、
僕とは体質が正反対ですから、
よく冗談交じりに
「かつ丼を食べるとトキメクんだなあ。
ハハハ」と笑います。
「恋をするとトキメク」という人はかなりいるでしょう。
僕は、もう70歳ですから、
そういうこともなくなりましたが、
やっと、知的な遊びで「トキメク」ようになりました。

文章を書くこともその1つですが、
ちょっと難しい本を読むと、
これまで知らなかったことが、パーっと分かってきたりして、
痛快に「トキメク」ことがよくあります。
つまり「読書のトキメキ」です。

そうしたことを考えていた時、
先日、敬愛する作家の三木卓さんから
「雪の下の夢 わが文学的妄想録」という、
いかにも三木さんらしい、
“知の探検エッセイ”集が送られてきました。

三木卓さんが、この「あとがき」に書いておられますが、
文学をめぐる知的世界のわかっていそうで
「よくわかっていないことを考える場」が、
この本のポジションだというのです。

「学ぶ」「今の文学」「批評」「「教育」「人為」「書く」という
題目を掲げ、その行為自体について、
三木さんらしく探求していくのですが、
中に「読む」という項目が、もちろんありました。


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2010年3月18日(木)

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