ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第80回
生命在脚下 希望在心中・2

今連載中の月刊「むすび」誌の
「運の呼び込む、希望の法則」に書いた
「帯津良一さん曰く≪生命在脚下 希望在心中≫」
という話の続きです。
この名言の意味するところについて、
詳しく書きましたので、紹介させて貰います。

               *

「≪希望≫の方程式などないわけです。
于大元さんは中国全土を行脚しながら、
『自分の心の中をじっくり覗いてください』――
そうすれば必ず自分の力で
考え出すことが出来ると説いていました。
≪脚下照顧(きゃっかしょうこ)≫という諺もありますが、
これはあちこちと願望を求めるのではなく、
自分の足元をじっくり見て自分で考える力をつけましょう――
つまり、自力更生という意味です。

≪生命在脚下≫と≪希望在心中≫の2つが、
ガンとの付き合い方を象徴している、
とてもすばらしい考え方だと思い、
于大元(うたいげん)さんに揮毫(きごう)していただき、
私の病院のロビーに額つきで飾って
多くの患者や家族の皆さんにも紹介しているわけです」と。

もう10年前ですが、
この言葉を聞いた瞬間、
ガンでウジウジと悩んでいる迷いが
スーッと晴れて来たことを思い出します。

手術が上手い“神の手”のような医師はいないか? 
魔法のような抗ガン剤はないのか? 
どの大学病院がいいか? 
よい代替療法はないのか? と、
あれこれと他人頼みに逃げ迷うのではなく、
こうなったら≪自力更生でいのちを掴もう≫――
心を入れ替えて、
ガン闘病の覚悟が決まったわけです。

2・3カ月に1度、検査と診察を受けに
病院に行きますが、
先ずは、ロビーに掛っている、
この≪いのちの揮毫≫に黙礼、復唱。
そして診察室に伺います。
いまや、図々しくも、孫引きさせてもらい、
僕自身の座右の銘とさせていただいているわけですが、
帯津医師はいやな顔もせず、
「ハハハ、どうぞ、どうぞ、役立ててください。
きっと元気が出ますよ」と、
にこやかに笑うではないですか。

               *

続きは、また明日。


←前回記事へ

2010年3月21日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ