第81回
生命在脚下 希望在心中・3
今連載中の月刊「むすび」誌の
「運の呼び込む、希望の法則」に書いた
「帯津良一さん曰く
≪生命在脚下 希望在心中≫」の話の続きです。
*
古来の金言といえば、
≪名は体を表し、体は心を表す≫
という言葉がありますが、
帯津さんはなかなかの福相の持ち主です。
丸顔童顔でちょっとメタボな?お腹ですから、
≪仙人≫というより七福神の
≪布袋(ほてい)さん≫という感じです。
お会いして顔を見るだけで
「癒される」という女性の患者さんがたくさんおります。
ちなみに布袋さんは
≪弥勒菩薩の化身で来世まで衆生を
守り救ってくれる≫といわれます。
帯津さんは≪絶望≫にうちひしがれた患者の心を
≪希望≫という真綿でふわーと包んでくれる
オーラに満ちた人なんですね。
洋の東西の医学の学識と経歴では
日本で他に追従する人を知りませんが、
患者の目線に立って
人生再設計の言葉を“風”のように
送ってくれるから“温かい”のでしょう。
いま心理学で“コーチング”
という言葉が流行っています。
コーチcoachとは
「馬車に乗せて目的地に連れて行く人」
という意味だそうですから、
まさに、帯津さんは心おおらかな布袋さんです。
さて、帯津さんとの≪縁≫を結んでくれたのは、
僕が週刊誌の編集長をしていた頃に
仲良くしていた和田努さんという医療ジャーナリストであり、
その親友の横田誠さんでした。
≪縁≫が思わぬ≪縁≫を広げ、
ついに「ガンを切らずに寝たきり」ではなく、
「元気で長生き」の≪幸運≫を次々と、
僕に、もたらしてくれたことになりました。
*
(次回に続きます)
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