ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第108回
気功は素直な人間を作る?

敬愛する帯津良一医師から
新著「全力往生」(小学館)が届きました。

内容は、これまで先生が書いてきた
「養生は爆発だ」「達者でポックリ」
「養生という生き方」といった
名著のさわりをダイジェストしたものですが、
本書の特徴は、この世のみならず、
あの世でも「ときめき」
(=喜びの予感と直感)を感じられるように
いのち丸ごとを「全力往生」させる――、
つまり、生と死を一体化
(=虚空との一体化)させる養生法として
帯津式の新呼吸・養生法=「時空」をすすめ、
付録のDVDで
そのノウハウを解き明かしていることでしょう。

僕などは、椎間板ヘルニアの持病があるせいでしょう。
長時間、気功をやるのはきらいなタイプですから、
毎朝の“ゆるゆる散歩”の途中で、
帯津医師の「時空」からちょっと拝借。
吸って、吐いて、吸って、吐いて、
吸って、吐いて、長〜く吐く・・・の
「緩息」をやる程度です。

しかし、本書にも書いてあるように
「気功は、まなじりを決し、
歯を食いしばってやるのもではない」
「怠けながらでも続けることが、
元気養生のヒケツ」と
助け舟“を出してくれておりますので、
ますます頭に乗って、
「いい加減・呼吸法」で済ませておりますが、
それなりに、小さなトキメキの爆発に
さわやかな気功は欠かせないなあ――
と実感はしています。

ちなみに、本書では
「気功は人を素直にさせる」と書かれております。
帯津さんや、僕の敬愛する鍼灸師・気功師の
鵜沼宏樹さんなどを見ていると
たしかに、素直といいますか、
すがすがしい気持ちの持ち主で、
周りにいる者たちにも
エネルギーの場を高めてくれる
オーラに満ちていることが分かります。

しかし、僕をはじめとして、
帯津医師の周りに群がる人たちを
じっと観察しているとどうでしょうか?
先生がよく書いている
「世の計らいごとにあくせくしてはいかん」という見解とは逆に、
「素直になれない人間」が多いこと――これも現実です。

誰しもが、そうたやすく、
帯津医師が書いているように、
「青雲の志」を持って
人生の生命力を高めることはできません。
なかなか煩悩・妄念など脱却できません。
ですから、逆説的に申し上げれば、
何度でも、こうした「ときめき養生本」が
出版されることが必要なのでしょうね。

「なんだ、呼吸法か。知ってるよ」という方こそ、
いま一度、本書のDVDを見ながら、気功の奥にある、
「生命力向上」「宙身一体」の極意を見直したらよい。
改めて、「知恵」も「希望」も創造する時代になったなあ――
そんな感想を抱きながら、読ませて貰いました。


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2010年4月18日(日)

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