第112回
「ガン治療」はこれでいいか?
ただいま全国発売中!拙著新刊
「ガンに打ち勝つ希望の法則50」(グラフ社)の抜粋紹介――
●希望の法則9
「ガン治療」はこれでいいか?
患者の目で確かめておこう――の続きです。
*
最近は、ガンは「がんばらない」とか、
「ガンと仲良く」「ガンは無理せずに」といった、
心ある有名医師からの本が出るようになって、
とてもよい傾向だと思います。
しかし、ガン病棟の現場、
ガン病棟の真実とは、どうなのしょうか?
現行の医療制度では、「切る」「叩く」「焼く」という、
手術、抗ガン剤、放射線治療しか、
標準治療として認めていませんから、
多くの患者が、拡大手術の後遺症や、
強い化学劇薬の副作用で苦しむ。
いや、ガンそのものではなく、
ガン治療でいのちを縮めるケースも多いわけです。
どうして、こんなに一生懸命、
闘っているのに俺のいのちが蝕まれていくのだ?・・・
多くの患者さんが悲しんでいます。
標準治療の手立てがなくなれば、
病院からは、もう治療は出来ません。
「余命半年」ですから、
緩和病棟か自宅で「死を待ちましょう」
などと冷酷なことを言われ、
見放されるのが現実です。
なんともいやな患者差別用語ですが、
これがメディアが盛んに喧伝している
「ガン難民」と呼ばれている現象です。
どうも、出回っているガン指南書と、
全国のガン病棟の現実とでは、
大きなギャップや格差・落差があるようなのです。
*
(次回に続きます)
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