ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第126回
おかしな治療の見分け方

高額医療や疑わしい治療を押しつける
医師や治療師、そして健康食品業者の言質をどう見抜いて、
自分らしい治療設計・人生設計を組み立てるには
どういたらよいのか?

数年前に、夕刊紙「東京スポーツ」に連載した
「スローヘルス最前線報告――ゆったり治療で生き残れ」
というコラムに連載した記事の抜粋紹介の続きです。  

               *

●おかしな治療師や業者の「賢い見分け方」

<代替療法を選ぶ、3つのポイント>
1.あれもこれも手を出すのではなく、
  2〜3種類に絞ってためす
2.相性がよければ、
  経済的にも長く続けられる基準で続ける
3.なるべくエビデンス(科学的立証性)の高いものを、
  直感を働かせて選ぶ

医療情報が公開され、
治療の選択肢が広がる時代だからこそ、
これからは患者も家族も、
より賢く立ちまわる必要があります。

「治療とは、まさに己の人生を決める処世哲学なのだ」
とキモに銘じて、悔いのない日々を過ごしてほしい、
納得のいく治療選択を
「ゆったり」をはたしてほしいと、
最近はつくづく思っています。

               *

どうでしょうか?
長寿難病時代に、ガン患者を取り巻く
医療環境はますます悪化していきます。
医師や病院のシステムの問題、
そうした医師にただ阿(おもね)るマスコミの報道にも
患者はチェックの目を光らせて、
自らの治療設計・人生設計を納得のいくように
創造していかねばなりません。
さらに、跋扈する、いかがわしい代替療法をめぐる業者の
甘言にも気をつけましょう。

また、さいきんは、慈善や福祉を標榜する
頭の下がる患者活動が増えています。
患者コンサルタント、コーディネーターなどと自称する
医師顔負けの活動している人も増えました。
しかし、「他人の甘言」に惑わされるのではなく、
あくまで「あなたが主役」ということを忘れずに、
付き合うようにいたしましょう。

川嶋朗先生のいうように
「患者が主演で、医師は舞台監督」
「患者が主役」です。
ますます「おまかせ医療」からの決別を
一人一人の患者が、しっかりと心する時代となりました。
これが、健康こそ至福、
人生の自己実現・希望達成の原則です。

僕は、長年、ガンと付き合ってきて、
「久病良医」(きゅうびょうりょうい)=
患者こそすぐれた医者である・・・という
中国の故事が好きになりました。
まさに「いのちの名言」です。
みなさんも、ときどき、この金言を思い出して、
これからの長寿難病時代を賢く、
したたかに生き延びてほしいと願っています。


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2010年5月6日(木)

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