ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第130回
なぜ、いま「老子」が面白いのか?

拙著「ガンに打ち勝つ、希望の法則50」
「希望の法則 42」を開いてみましょう。
「おまかせ人生よ、さようなら」、そして
「老子の思想にこそ、絶望を希望に変えるヒントがある」
という話を書きました。
タイトルは「いま『老子』『荘子』を読む」――
この抜粋紹介の続きです。

               *

もちろん、老子・荘子や道教の仙人たちのように、
無為自然=「何ものにもとらわれないで、
自由気ままな境地を楽しむ」境地に入り、
あわよくば、不老不死の理想郷に遊ぶということは
なかなか難しいわけですが、そうした気分を忘れずに、
≪いのちの向上心を燃やすこと≫=
これが、日々のトキメキであり、
希望達成・元気養生のカギだと僕は思っているわけです。

さらに、老子は、次のように無為自然の教えの中で、
≪いのちの調和≫を大切さを説いています。

≪天下の万物は、有より生じ、有は無より生ず≫
≪道は一を生じ、一は二を生じ、
二は三を生じ、三は万物を生ず。
万物は陰を負うて陽を抱き、
冲気(ちゅうき)は以って和を爲す。≫

*冲気=舞う如くに湧き上がる気のエネルギーのこと。

ちなみに、老子が説く究極の哲学≪道≫とは、
「人は無限のエネルギーから生まれたものであり、
大宇宙大自然のあり方を人の道とせよ」という
無為自然そして奔放に過ごす思想です。
まさに、「大宇宙生命のエネルギーを、
わが身の小宇宙生命のエネルギーと調和させる」ことが、
元気長命、希望達成のカギであると
教えてくれていると僕は考えています。

さらに、老子の無為のススメを継ぐ荘子も
「万物斉同」(ばんぶつせいどう=
自然のままの世界には対立や差別がなく、すべてが同一である)、
「知足安分」(ちそくあんぶん=
自分に与えられた「分」に安んじて足ることを知る)
といった人生訓を説き、
古来、日本でも影響を受けた人は多いわけです。

               *

続きはまた明日。


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2010年5月10日(月)

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