ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第136回
生き方上手は逝き方上手

ことし「むすび」誌3月号の
巻頭大特集として12ページに渡って掲載された
帯津良一医師 VS 筆者の対談
「ときめく――生き方上手は逝き方上手」
一挙掲載の続きです。

               *

関根 おかげさまで、僕は先生と縁をいただいて
ほんとうに感謝しています。
普通、病院というと薬の話とか、
検査の話とか、手術の話ばっかりですが、
帯津先生のところに伺うと、
人生相談に来たような、
あるいは仕事の打ち合わせに来ているという感じがして、
病院嫌いの僕でも、
ほんとうに“ときめき”ながら入って行けるのはいいですね。
まず、病院の入り口にはいると
“希望在心中、生命在脚下”という、
いのちの金言揮毫が飾ってある。
まず、あの言葉を拝んで入る。
そういう病院はめずらしいですよ。

帯津 あれは、郭林気功の于大元(うたいげん)さんが
いった言葉なんですけど。

関根 あれには先生の根本的な理念が
含まれているわけですよね。
ところで、先生は内外各地の講演に著作に、
忙しくされていますが、
毎年、講演や本のテーマが変わりますよね。
スローヘルスの研究会で最初にお願いした5、6年前には、
“ときめき”がテーマでした。
それが次の年には、突然、“旅情”になったわけです。
それでみんながきょとんとして講話を伺っているうちに、
だんだん“旅情”が “虚空への旅立ち”
“いのちのふるさとへの旅”の話だとわかって、
みんなが、自分の死をイメージすることで
人生が積極的になるということも分かってきて大いに頷いたり、
また挿入されるユーモラスなエピソードに大笑して、
散会したのを覚えていますが、今年のテーマは?

帯津 その後、“予感と直感”が入ったのです。
昨年は“他力と自力”でした。

関根 作家の五木寛之さんとお会いして対談集
「*「健康問答」(平凡社)」などを出されてから
“他力と自力”のテーマが多くなった?

帯津 それで、今年も決めないといけないでしょ。
今年は五木さんから借りて
“野垂れ死に”にする予定だったんですけど、
今はその前にやることがあるなと思って、
ちょっとちがうことを考えていて、
まだ決定はしてないんです。

関根 積極的に養生をしようと思っている人に、
突然、“野垂れ死に”のすすめが出てくると、
びっくりすると思いますが、
今日は近著「ポックリ名人」を題材として、
攻めの養生法や積極的な死生観とは何か?
ということから話を始めましょう。
要するに養生名人の話です。
この本を書かれた、裏話みたいなのところから
伺えるとありがたいのですが。

続きはまた明日。


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2010年5月16日(日)

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