ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第149回
ときめき=気海丹田の爆発?

「むすび」誌3月号に掲載された
帯津良一医師VS筆者の対談の一挙掲載の続きです。

               *

関根 画家の岡本太郎さんじゃないですけど、
先生には「養生は爆発だ!」という、
すごい題名の本がありますね。

帯津 あれは本屋さん(*出版元)が題名をつけたんです。
わたしの本の題名はいつも本屋さんなんですが、
いつもは気に入らなかった。
だけど、あれだけはいいのつけてくれたと気に入っています。

関根 7,8年前に出された本ですが衝撃的でしたね。
養生といった癒し系のタイトルが
「爆発」しちゃってるわけですから。

それ以来、先生の講話にはトキメキが強調されました。
心にトキメキを抱くことが養生を高めていく。
攻めの養生になるという話となり、
「養生は爆発だ!」と来たわけですから、
ともすれば、絶望・挫折に襲われがちな患者さんに、
痛烈なインパクトを与えたと思います。
そうこうして、さらに先生の講話を聞いたり、
著書を読ませて頂いていくと、
「ときめきの爆発」が人生を元気づけてくれるという発想は、
臨済宗の名僧・白隠禅師に影響されたらしいと
分かってきたのですが、どうでしょうか?  

白隠禅師の「延命十句観音経霊験記」から
「常に丹田気海の宝所に向かって参究していくならば、
忽然として、玉楼を押し倒し、
氷盤を砕くような境界が出現する。
ここに、宇宙万物の根本(略)三千世界を
手のひらにおいたような境地に至る≫の箇所を引用。

「この≪玉楼を押し倒し、氷盤を砕くような境界≫というのが、
まさに《いのちの爆発》といっていいでしょう。
立派な御殿が倒れ、
大きな氷のお皿が砕け散るようなイメージです。
丹田がボンと爆発する。それが養生だ。」と、
トキメキ=養生の爆発論のポイントを
ずばり書いておられますが・・・。

*気海丹田(きかいたんでん)とは、臍下1寸ばかりの所にある、
元気のエネルギーを溜める海のように広い場所。

帯津 丹田が爆発するんです。
玉楼が崩れ落ちたり、大きなガラスの皿が砕け散るのと
同じようにやれっていうんですね。
すごいのは白隠禅師も臨済宗でしょ、
自力だから激しいところがあるんだろうと思うんです。

関根 確かに文章が爆発していますよね。

帯津 そう立派ですよ。
あの時代に80いくつになるまで生きて、
死ぬまで元気なんですよね。
老眼鏡を忘れるなんてどっかに書いてあった。

関根 地震じゃないけど、いのちのエネルギーが、
ぐうーと高楼が倒れるくらいの衝撃をもたらすという。
これは丹田呼吸による内観法というのですか。

帯津 「延命十句観音経霊験記」というのがあって。
これを唱えると霊験があらたかになって
難病も治るというんですよ。
だけどそれだけだと本当はダメなんです。
それをやりながら、丹田を鍛えろと、
丹田を爆発させろっていうぐらいの激しさなんですよね。

               *

続きはまた明日。


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2010年5月29日(土)

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