ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第157回
市民にとっての「ガン医療」とは?

日本のホリスティック医学・統合医療の若きリーダーであり、
東京女子医科大学附属
青山女性・自然医療研究所所長・川嶋朗准教授から、
5月の連休明けに、
「医師と患者が“元気”を分かち合う、
とてもよい医療フォーラムがありますので聞きに来ませんか?」と、
突然、メールがあった――、

それは東京・青山の国連大学の隣にある
ウイメンズ・プラザで開かれた
「メディカル市民フォーラム 第3回
みんなで考える、元気のための医療」

という、テーマを《乳ガン》に絞った、
熱気にあふれる会合だった――
という話の続きです。

「メディカル市民フォーラム――
みんなで考える、元気のための医療」
は、
すでに2回開かれ、いずれも、
川嶋朗医師がコーディネーターとなって
フォーラムを進行されたようですが、
今回も、「市民のためのほんとうの医療とは」
命題を掲げて、川嶋先生が司会をされました。

ガンの医療フォーラムというと、
どうしても医師・病院サイドの目線が強くなってしまうものですが、
この会は、医師サイドばかりではなく、
患者サイドからじつにフランクに
意見の交換がなされたのが印象的でした。
プログラムの冒頭に書かれた
川嶋先生のメッセージは以下のようなものです。

               *

●市民のための統合医療とは――

我が国は保険診療が主体のせいか、
患者がどうしても医師にお任せになりがちです。
エビデンス(根拠)の確立した西洋医学ならまだしも、
代替医療はエビデンスが乏しく、
身体的、精神的、肉体的被害を受ける方も少なくありません。
わらをもすがる気持ちもわかりますが、
お任せはあまりにも無防備で、
やはり患者及び市民は賢くあらねばなりません。(略)

私が推進している統合医療とは、
西洋医学+代替医療といった単純なものではなく、
「個人の年齢や性別、
性格、生活環境、さらに個人がどう人生を歩み、
どう死んでいくかまでを考え、
西洋医学、相補(補完)・代替医療を問わず、
あらゆる療法からその個人にあったものを見つけ、
提供する受診側主導医療」です。
一言でいえば、
人を死わせにする医療が統合医療です。

自分が幸せになるためにはお任せではいけません。
皆で統合医療や真の市民のための医療を考えてみましょう。

               *

僕なども、長い間、個人的なガン体験から、
ささやかながら患者懇親会を開き、
「患者のための医療とは?」という問いかけをしてきましたが、
いよいよ、時代は、大きくうねりを見せてきたようです。
全国には“ピンからキリまで”、
いろいろな患者会や講演会が混在していますが、
このように「学術的に国際的に市民的に」
広がりを見せてきたことは、うれしい限りですね。

続きは、また明日。


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2010年6月6日(日)

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