ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第168回
「ガンは寿命と共に歩む」

僕の「ガンを切らずに12年延命」とは、
自分なりの「小さな養生工夫」を日々積み重ねて、
クリアしてきたもの――

だから、医師や医師まがいのガン・コーディネーターのように
新たな患者さんのガン相談には単純に、
安直には、乗れない――
これからはますます、 ガン患者一人一人が、
それぞれの工夫が必要な時代となってきた――
という話の続きです。

まえに、このコラムで、
東京女子医大の川嶋朗准教授の
「患者が主演俳優、医師は舞台監督――
“おまかせ医療”が一番危険だ」という話を何度か書きましたが、
ガンの患者さんには、それぞれに「それぞれの工夫」が
大切となってきたわけです。

なぜか?
ガンは、10年、20年、30年と積み重ねてきた、
その患者さんの食生活や精神生活に
大半が起因して、引き金となっているからです。
決して、ガンは、悪性の風邪や腹痛ではありません。
また、悪質な感染病や先天病と早合点するのも要注意です。

では、どうすればいいのか?
それは、拙著「ガンを切らずに10年延命」
「ガンに打ち勝つ 希望の法則50」といった本を読んでいただいて、
在宅養生の「組み合わせ」のコツを
参考にして頂きたいと思いますが、
免疫療法で有名な安保徹・新潟大学大学院教授がよく
「過ぎたるは及ばざるが如し」と、
食生活や精神生活の「バランス」のとり方の知恵が、
ガンや病気を改善できると書いておられます。

自分なりの「心地よいバランス」を上手に計る――、
これが「ガン延命」=
「ガンと仲良く、人生元気に」過ごす、基本の基本でしょう。
僕もそんな感じで、
幸運にも「人生一回り」の「12年のいのち」を、
掴むことができたわけです。

今年で、齢70歳=古希となりました。
いま古希といっても別に珍しいことではありませんが、
老齢者の「仲間入り」の世代となったことは確かで、
ま、ここまで生き延びれば、
あとは「おつり」の人生といってよいでしょう。

僕も、これまでに好きなことはやり終えてきたつもりですから、
邱永漢さんの口癖ではありませんが
「字余り」=「余録」の人生となってきましたから、
できることなら、メスや激しい化学劇薬で体を傷つけられて、
生き延びたくはない――
ますます、その思いは募っているわけです。

いまの心境としては
「ガンは寿命と共に歩む」いや「歩みたい」――、
この辺りが余録人生の目標となってきました。
もちろん、寿命は個人個人で計りしれるものではありませんが、
この世の役目が終われば、寿命も尽きるわけで
――僕の「ガンと共に歩む」もピリオドとなるわけです。
その日まで、何年あるか?
それは神のみぞ知るでわかりませんが
「養生工夫」は、これからも大いに楽しんで
過ごしていきたいと虫のよいことを考えているわけです。


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2010年6月17日(木)

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