ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第171回
「温和な人生、トキメキの日々」

ガンになっても、せいぜい「養生工夫」を楽しもう――
いま発売の月刊「安心」7月号に掲載された
「雨の日にお風呂で簡単にできる、
ときめきの開運呼吸、“阿音吐納法”」
の話の続きです。

               *

この呼吸法を私に紹介してくれたのは、
統合鍼灸治療院「元気」の鵜沼宏樹院長でした。
鵜沼先生は鍼灸師ですが、
中国で長年修行をされ、
気功や太極拳の達人でもあります。

私は6年前、椎間板ヘルニア
(背骨を構成する椎骨と椎骨の間にある
椎間板が飛び出した状態)になりました。
その治療で、鵜沼先生のところに行ったとき、
「心も体も元気になるから」と、
先生が教えてくれたのが阿音吐納法でした。

新鮮なエネルギーが満ち
力強い感覚が芽生える。

鵜沼先生の受け売りですが、
少しそのうんちくを紹介しましょう。

阿音吐納法は、密教で生まれたもので、
文字通り「あ」の音を吐いて納める呼吸法です。
梵語には、「あ」から「ん」まで
12の母音がありますが、
その中で「あ」は最初にくることから、
生命の始まりであり、
底知れぬパワーを秘めている音とされています。
阿自観や阿自息といった密教特有の考えも、
そこから来ているようです。
阿音吐納法は、「あ」という音を、
息を吐き切るまで思いっ切り発します。
そうすることで宇宙と一体化し、
そのエネルギーを授かり、
自らの心と体をパワーアップさせるのです。(略)
 
ところが、いざ実践してみると、
これが実に気持ちいいのです。
終わった後は、確かに体内が
新鮮なエネルギーで満たされるような、
力強い「ときめき」の感覚が芽生えます。

私の場合、ガンを患ったせいか、
普段の呼吸が浅くなっているので、
1日に1回でも、このように思い切り呼吸をすると、
人にも増して爽快な気分になるのかもしれません。
お風呂で行うことにも意味があります。
雨の日でもお風呂には入りますし、
大声を発しても迷惑になりません。
体を温めてリラックスした状態でやれば、
相乗効果も上がるでしょう。(以下略)

               *

どうでしょうか?
呼吸法・気功法というと、
古来伝来の秘法を難しく励行するものと思い、
ついつい敬遠しがちですが、
僕の気功の師である鵜沼さんの
「簡単気功法」はじつになじみやすいものです。

みなさんも、気軽にできる養生法を
自分のものとして、とくに中高年になったら
楽しんで工夫する習慣をつけましょう。
温和な人生、そして。トキメキの日々を
過ごせることは間違いありません。


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2010年6月20日(日)

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