ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第182回
思い切り、「寿命」の持ち点を使う

帯津良一医師の近著
「生きるも死ぬもこれで十分」の紹介から、
あなたの「寿命」の持ち点をどう使うか?――
という話の続きです。

もう少し、この本から、
「寿命の持ち点――死を見つめると人は変わる」
という項目について紹介します。

               *

私たちは生きるということを基準に、
死はそれとは別個に存在しているものと
思いこんでしまいがちです。
これでは持ち点を十分に使わないまま
寿命を迎えてしまう危険性があります。

まずは、持ち点を使い切った自分、
つまり、死を基準とした自分がある。
そして、その死を立脚とした自分を
目標にして生きてゆく――。
そうすることで、お釣りもなく
持ち点を使い切ることができるのです。

               *

う〜ん。とても分かりやすい
よい文章だと思いませんか?
凡人には計りしれない「寿命の不安」を
「いのちの神秘」として感受できた時から、
人生後半の再設計がスタートできるのではないか?
僕は、そう感じながら読みました。

「死後の世界」や「生命誕生の謎」を探求することは、
有能な哲学者や宗教家、
また、科学者を生業にする人達に任せるにしても、
僕のような凡夫凡人が、
「神のみぞ知る、いのちの神秘世界」を
なけなしの脳みそで詮索しても
それこそ「計り知れない」「仕方のない」領域であり、
与えられているはずの「寿命」を
いかにうまく使こなすか――、
ここに気づくことが大切なポイントだと思います。

≪持ち点を使い切った自分、
つまり、死を基準とした自分がある。
そして、その死を立脚とした自分を
目標にして生きてゆく――。≫

ここが患者にとっての人生観、処世観の立脚点ですね。
「死」を見つめつつ、人生後半生を設計することは、
ちょっとドキドキする境地なのだ!
これぞ、攻めの逆転発想処世術だ!
そう思いつつ、この項目を読みました。


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2010年7月1日(木)

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