ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第196回
人生を「お祭り」にする

明治大学教授・斉藤孝さんの260万部ベストセラー、
「声に出して読みたい日本語」シリーズの第6弾、
「人生を祝祭にする言葉」という新刊が送られてきました。
送ってくれたのは、
いくつかの僕の本も編集してくれたことのある、
名編集プロデューサーの斉藤則教さんです。

ちょっと、元気のエネルギーが湧き上がるといいますか、
読むと、心に「トキメキ」の気分があふれてくる内容です。
著者の斉藤孝さんの「はじめに」より、
この本の意図を紹介しておきましょう。

「人は喜びにあふれると、声が出る。
身体の裡に蓄えられていたエネルギーが
声になってあふれ出す。(略)
祭りの『ワッショイ!』という声は、
まさに身体と宙をゆさぶる祝祭の響きだ。(略)
『求めよ、さらば与えられん』という言葉にあるように、
求めていれば、ささやかなものでも祝祭となる。(略)」

そして、古来の流行歌「えいじゃないか」や
歌謡「催馬楽」に始まって、
夏目漱石、正岡子規、永井荷風、
太宰治、志賀直哉、山本周五郎などの名言が
60数編、厳選されています。
とくに僕がエンパシー(共鳴)したのは、
以下の3篇です。

「気持よい生活を作ろうと思ったら、
済んだことをくよくよせぬこと、(略)
いつも現在を楽しむこと(略)
未来を神にまかせること」

(『処世のおきて』 ゲーテ)

「悟りといふ事は如何なる場合にも
平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、
悟りといふ事は如何なる場合にも
平気で生きて居る事であった」

(『病状六尺』 正岡子規)

「禍は足るを知らざるより大なるは莫(な)く、(略)
故に足るを知るの足るは、常に足る」
(注・満足する事を知らない人が大いなる「道」を覆い隠す。
だから、欲張らなければいつも不満などありはしない)

(『老子』46章)

皆さんも、一度手にとって、
60数編の中から好きなものを選んで、
「声を出して」読んでみましょう。
きっと、勇気と元気が出てきます。
毎日がトキメキます。


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2010年7月15日(木)

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