ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第198回
「人間ジュークボックス」って何?

ときには人生を「お祭り」にしよう、
日々、心に「トキメキ」のエネルギーを高めよう――
という話から、僕の敬愛する元気自在の先輩たちについて
もう少し話を続けましょう。

ジャーナリズムの大先輩に小石原昭さん
(企画集団・知性アイデアセンター代表)という
情報発信の達人がおられます。
何度か、このコラムでも紹介しましたが、
82歳にして無病息災、
いまだに顔艶ピカピカの現役の方です。

その小石原さんは、月刊『財界』で、
「悠々対談」という、じつにユニークな連載を持っておられますが、
先日、『財界』6月24日7月6日号が送られてきました。

中を開くと、今回は
「人生、お金よりまず楽しむこと」と題して、
200円入れるとビニール製衣装ケースのような箱の中から
トランペットを面白おかしく演奏してくれる――
いまどき珍しい大道芸=「人間ジュークボックス」の
タカパーチさん(本名 高橋修二さん 64歳)との
ちょっと痛快な対談なのです。

小石原さんも豪快無比・破天荒な人ですが、
タカパーチさんも型破り。 

               *

タカパーチ 子どもたちがやたら
コインを入れつづけてくれる(略)

小石原 今日だって、何人も子どもが踊っていて、
2歳くらいの赤ちゃんも踊ってた。子どもは一瞬で適応できる。
パッと子どもになれる大人は達人ですね。
タカパーチ 音楽って原始的で、本能に直接訴えるんです。(略) 
    
               *

まさに「人生、お祭り」論に通じる対談と感じました。
小石原さんの元気の秘密は
「元気だから仕事をするのではなく、
仕事をしているから元気なのだ」
「僕は仕事の合間に養生しているのではなく、
養生の合間に仕事を楽しんでいるのだ」――、
これが持論ですが、人間ジュークボックス=
トランペット大道芸を楽しんでいる
タカパーチさんとは意気投合したようです。

               *

小石原 あなたの芸を拝見し、いろいろうかがっていますと、
あなたには自由が何よりなんですね。

タカパーチ 一人でやるのはいろいろ大変なこともありますが、
良くてもダメでも全部自分のせい。
人のせいにしなくていいし、自分で納得できますから。

小石原 いまの日本は、国も社会も個人も
「他人のせいの社会」です。いいことは全部自分のせいで、
悪いことはなんでも他人のせい。
「自己責任」という言葉が死語になっていますね。

               *

どうでしょうか?
いつも「お祭り」の気分を大切にする――
この不透明で元気の失せた時代にこそ、
「自分のまわりをサプライズさせる」
「思い切り、人生を自由に楽しむ」――
こうしたトキメキの気持ちが大事になってきたと思います。

僕は、いのちのエネルギーの昂揚を
「ときめきの生命力向上法」と称して、
一日一回トキメク=「一日一メキ」のすすめとして、
いつも、このコラムで書いていますが、
小石原さんの「悠々対談」は、
毎回、自由闊達・泰然自若・痛快無比です。
興味があれば、月刊「財界」を読んでみてください。
きっと、こころが軽やかになります。


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2010年7月17日(土)

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