ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第199回
定年は「引退」ではない、「輝き」の起点だ

「いま人生が一番輝いている」という、
僕の主治医の帯津良一医師から
「定年から輝く生き方」という近著が届きました。

帯津さんは150冊を超える本を書いておられますが、
これまでの「医療書」「生命本」ではなく、
自らの75年の人生懐古談、周りの人たちの
栄枯盛衰譚・・・を振り返りつつまとめあげた
「はじめて手がける人生論」のことです。

「従来の成功法則」とは、ここが違うというメッセージが
≪まえがき≫に、綴られていますので、
帯津流の「人生を輝かせる法則」について抜粋しておきましょう。

               *

「定年というのは、世間的な引退とはまったく逆に、
ここからが人生の実りを得るための『起点』なのです。

私の理想とする人生は、最後まで
内なるいのちのエネルギーを高め続ける人生です。(略)

いのちのエネルギーが高まった人生は
具体的にどうなるかというと、
●不安がなくなり、何事にも動じなくなる
●自己と他者、大いなる存在とのつながりが実感でき、
 幸福感が充実する
●宇宙の流れに乗ることができ、運気が上がる・・・(中略)

そして、なんといっても
「生きているのが楽しくてたまらなくなる」のです。

               *

いかにも「仏の帯津さん」らしい人生観ですね。
そして、「最後まで人生を輝かせる法則」の基本原則が
第9章「天に応援される気功的生き方」に
簡明にまとめられています。      
               *

気功とは虚空へとつながり、
虚空と一体化するリハーサルである(略)
だから気功を実際にしなくても、気功的な生き方をすれば、
虚空につながることができる(略)
気功的生き方とは、いのちのエネルギーを限りなく高める、
天意に沿った生き方です。(略)
自分大いなる循環の中でつながって生かされていることを思えば、
それは大いなる喜びにつながっていきます。
この軸がはっきりしてくれば目先の利欲に
とらわれて右往左往することはありまもありません。(以下略)

               *

どうですか?「宙身一体の成功法則」とは――
まさに、これまでの成功本が教えてくれなかった
「逆転発想本」だと思いませんか?

そして、この本にはもう1つ、読みどころがあります。
帯津さんのホリスティック医療の理念を「成功」に導いた
蔭の同志=最大の功労者・山田幸子婦長さんのインタビューが
収録されていることです。

「宙身一体の成功法則」というと、
ともすれば空論になりがちですが、
巻末インタビューで”知られざる帯津像”が明かされ、
かくも等身大に構成されているところは面白なァと感じました。
帯津ファンならずとも読んでみましょう。
この不透明で混沌の時代だからこそ、
逆発想!「トキメキのヒント」が掴めるはずです。
               
さて、「宙身一体のエネルギーによる成功法則」というと、
小難しい哲学風の理屈をこねる学者の論文が多いものですが、
最近、この帯津さんの新刊と同時に、
もう1冊、心にズシンと響く素敵な本を読みました。
それは、童謡「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」で有名な
100歳の詩人、まど・みちおさんの
「いわずにおれない」という詩文集です。

「生きものが 立っているとき 
その頭は きっと
宇宙のはてを ゆびさしています(略)
けれども そのときにも
足だけは 地球の 同じ中心を指さしています
おかあさん・・・と 声かぎりに よんで(以下略)」――


当たり前のことを、じつに平易に、
心トキメク言葉で詠いあげた詩なのです。

(次回に続きます)


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2010年7月18日(日)

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