ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第209回
「健口体操」「あいうべ体操」って何?

「いまスーパーなどでは3回噛めば飲みこめるような
柔らかい食べ物ばかりがあふれている」
「元気長寿のもとはよく噛んで食べる」
「その“口福術”のポイントは『唾液』にある」――
西日本新聞社発行のブックレット
「命の入り口 心の出口<1>」の紹介の続きです。

この本に登場する、
岡山大学医学部・歯学部付属病院・小児歯科・歯科医師、
岡崎好秀さんの提唱を
もう少し抜粋引用させてもらいます。

「かつての日本では、平均寿命の長さが注目されたが、
今はいかに健康で長生きするかがテーマ。
そのポイントの1つが唾液だ。
昔から『よだれの多い子は育つ』
『唾液の多い人は長生きする』という言い伝えがあるように、
唾液にはさまざまな効能がある。
唾液に30秒浸せば、発がん物質の発がん作用も激減する。
魚の表面からぬるぬるをとってしまうとカビが生え、
寄生虫の侵入を許してしまうが、
人間の体のぬるぬるも、また同じ働きをしている」

どうですか?とても分かりやすい話ですね。
では、その歯と唾液を大事にするためにはどうしたらよいか?
「ヒトの機能は使わないと衰える。
だから、よく噛み、『健口体操』などを行い、
口唇や舌を動かす運動をしよう。」とすすめています。

そして、この本では、取材班の報告として、
以下のような、2つのユニークな
「唾液促進体操」が紹介されていました。

●健口体操
「♪結んで〜、開いて〜」の替え歌に合わせて
舌や口を動かすことで口腔機能を高め、
唾液の分泌を促すのが「健口体操」。
(*本書では、福岡県歯科衛生士会の実演会場を紹介)

♪1・結んで 2・開いて 3・ベロ出して 4・結んで
5・また開いて 6・ベロ出して 7・そのベロを鼻に
8・ベロを右に 9・ベロを左に
10・ベロをグルグル回します〜♪

●あいうべ体操
口を「あー」「いー」「うー」「ベー」と
4つ動作を順にくり返すことによって、
咀嚼力と唾液の促進ウィ図るものです。

1・「あー」と口を大きく開く
2・「いー」と口を大きく横に広げる
3・「うー」と口を強く前に突き出す
4・「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす

1〜4を1セットとし、1日30セットを目安に
毎日続けると効果が上がるようです。
(*考案者は福岡の内科医院
「みらいクリニック」の今井一彰院長)

「食べる、出す」はいのちの源ですが、
そのために「よく噛む」――
これが健口(けんこう)を掴むヒケツ、
豊かな人生の近道というわけです。
西日本新聞社の「命の入り口 心の出口<1> 」という
ブックレットはとても面白くて為になる良書だと思います。

そういえば、僕の気功・鍼灸の師である、
鵜沼宏樹さんから教わった「舌気功」という簡単気功を、
拙著「ガンに打ち勝つ、希望の法則50」で紹介したことがあります。
歯の外側を舌でなめ回し、口に出てきた唾液を
3回に分けて「丹田」に送り込むという口のイメージ体操ですが、
中国古来の道教や気功にも唾液を呑み込む
「長寿の秘法」があることを思い出しました。
あなたも、「よく噛む」「唾液を出す」ことを忘れずに、
元気に長生きの「口福”」(こうふく)を呼び込みましょう。


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2010年7月28日(水)

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