ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第211回
子どもは「母親の食環境」で決まる

岩手・一関でマクロビオティックの普及活動をしている
食生活アドバイザーの鈴木美感子さんと
「正食=マクロビオティック玄米菜食法で難病を治した」
という対談をした――、
これは、いま発売中の「むすび」誌・8月号の
13ページ巻頭大特集に掲載されている――
という話の続きです。

さて、この対談の中で、
「母胎環境がいかに育児に影響するか」という、
鈴木さんの話がとても印象的でしたので、
僕は、ふと、昔読んだ、
「正食」誌の主宰者・岡田周三さんの
「問題児を考える」(1980年3月号)という巻頭言を思い出し、
そのサワリを披歴させてもらいました。

ちなみに岡田周三さんは、
このコラムでも何度も紹介したことのある、
正食協会の「むすび」編集長の岡田定三さんのご尊父で、
マクロビオティックの大先達・桜澤如一さんから、
絶大の信頼を得た数少ない
傑物・直系の食養指導者です。

その「正食」誌の巻頭言には
次のように綴られています。

               *

≪人間生長の時期を、大まかに区別してみると、
第一期が胎児時代(約十カ月)、
第二期が乳児時代(約一年)、
第三期が幼児時代(約五年)、
第四期が少年時代(約十年)ということになります。

その中で
一番大切なのが胎児時代で、
この時期に何もかもが、七分通り造られてしまう。
オギャーと母親の腹から飛び出してきた時 
子は既に、その子の賢愚強弱、性格体質、
容貌の美醜までも決まっている。(略) 

母親の腹が環境なのであるが、
その腹造りを、やらたら甘いもの、
果物、肉食、魚、卵などの美食で
満腹するような食生活やワガママ(略)が造る環境。
その反対に麦めしや玄米めしにミソ汁や
漬物といった質素な食生活で
つつましく腹八分目をつづけた母胎環境(略)、
後者のような腹から健全で
ハツラツとした優秀児が生まれる。(略)

第二期の生後一年間(略)
甘いものや果物を与えてゆくと体質も智能も悪くなってゆく、
虫歯のできる子、骨の弱い一寸したことで折れるような子も
この時代に飴やチョコレートを与えたからである。
第三期の学校へ行くまでの幼児期(略)
ここまでで大体の勝負はついてしまう。(以下略)≫

               *

そして、アレルギーの子、親を脅迫する子、自殺する子、
キレる子は、胎内・出産・育児の「6年10カ月」の
母親の「食環境」で造られている――
と岡田周三さんは指摘しているのです。


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2010年7月30日(金)

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