ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第219回
健康のヒケツは≪調和力≫だ(1)

よく医学講演会や健康講演会の案内が来ますが、
なかなか専門的、学術的な内容のものが多く、
ついつい敬遠してしまいますが、
患者にとって身近な話の講演会だと、
なるべく出かけるようにしています。

このコラムでも、ときどき紹介する
「グッド・エイジング健康セミナー」
(NPO法人 レックス・ラボ主催 )は、
僕の好きな講演会の1つです。

まえに東京女子医科大付属
青山自然医療研究所クリニック所長の
川嶋 朗 先生の『医師は病気を治せない!?
 ――おまかせ医療との決別――』
(3月 東京・新宿明治安田生命ホール)については、
このコラムでも紹介しました。

最近では、6月13日(日)に、
免疫学の権威・安保徹新潟大学大学院教授の
「知らないと損をする!
40歳からの免疫力」という講演会があり、
ちょっと僕は都合が悪くて行けなかったのですが、
セミナーの事務局の方から
「とてもよい話でしたので、
当日の模様と安保先生の新刊
『かたよらない生き方...』を送ります」と、
わざわざ資料を送ってくれましたので、
ちょっと紹介します。

というのは、安保教授の新刊のタイトルどおり、
講演の内容が、
「かたよらない生き方をすることが、
いかに元気長生きの秘訣であるか?」
「いのちの調和」の大切さが、
生物学、免疫学の新しい視点から、
面白く語られていたからです。

「安保理論」といえば、自律神経の
交感神経(緊張・興奮状態の時に働く)と
副交感神経(リラックスしている時に働く)の
バランス(調和)を計ることが、
免疫力=生命力向上の秘訣だと説くものですが、
今回の講演と新著の内容は、
細胞内の「本来細胞」と、大昔、そこに寄生した
「ミトコンドリア」の二つのエネルギー生成系の働きに着眼。
その「調和」=バランスをはかることが
健康のヒケツであるとするものです。

新著で、安保さんは次のように書いています。
「細胞は、20〜12億年前に二つの異なる性質をもった
生命体が合体した真核細胞です。
そのため、エネルギーをつくり出す仕組みが二通りできました。
一つは酸素を必要としない解糖系、
もう一つは酸素を使ってエネルギーをつくる
ミトコンドリア系です」

解糖系(本来細胞)と
ミトコンドリア系(あとから寄生した細胞)
の調和がとれなくなる、つまり、
「いずれのエネルギー生成系も極限まで行くと(略)
死か分裂」だというのです。

専門的な仕組みは本を読んでもらいたいのですが、
とても、興味深い「いのちの調和」論だと思いませんか?

(続きはまた明日)

 http://www.lex-lab.com/


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2010年8月7日(土)

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