ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第223回
わが子の難病を「食」で治す(1)

「むすび」誌・8月号()の13ページ巻頭大特集
●対談 鈴木美感子VS関根進
「見つめる」〜台所から見直す食の原点・・・
の一挙紹介の続きです。

               *

●目の前で息子が心停止

鈴木 皆さんは“かわいそう”と見ていたようですが、
私自身はなぜか“かわいそう”というよりは、
私はこれから、やらなきゃならない、
これから始まるんだみたいな。
ふとそう思ったことは確かなんです。

それから入退院を繰り返して、
その時もまだ現代栄養学にのっとって食べたり飲んだり、
母乳を搾ってはNICU(新生児集中治療室)に運んでいたんです。
牛乳も飲んで、卵を食べて、
もちろんそれが絶対悪いって事ではないと思うんですけど、
やっていくうちに病名がはっきりしたのが、生後6ヵ月目でした。

腸が20センチにわたって神経が働かず、
排泄ができないという症状でした。
そして診断がついて緊急手術で
人工肛門にしなきゃいけないと言われて、
いきなり翌日に手術しますといわれたんですが、
一日だけ伸ばしてくださいと、待ってもらって、
緊急手術をしたんです。

その手術をした次の日に発疹が出て、
水疱瘡(みずほうそう)に感染していたことがわかったんです。
水疱瘡に感染していた事をしらずに、手術をしたわけですよ。
それで隔離され、症状が重くならないように、
免疫製剤の薬、ガンマグロブリンを点滴で注射したら、
その途端にショックを起こして、
その時に目の前で心停止になりましたね。
それで私は腰を抜かしてしまって、
とにかく、それまでは医者に言われるように動いていましたが、
自分で何かを考えて能動的に動くことはなくて、
こうです、ああですと言われて、
言われるままに動いていましたが、
この子に何かあったら、
たぶんこの子に何も出来なかったという思いが残るので。
何かをしてあげたいということで、
それから体に気をつかいだしました。

自分に出来る事はなにかと考えたときに、
いいものをたべさせたら一個一個の細胞がいい状態になって、
免疫力も治癒力も高まるんじゃないかと。
それが最初の発想でした。
  
それからいい食べものということで
自然のもの添加物のないものとか、
食材を探していたときに、盛岡で食養指導者の
山村慎一郎さんに出会ったんです。
山村さんところが唯一、配達していただけて、
その配達してもらったときに、
2〜3時間講義をしてくだりました。

ただ私はいいものを食べさせたい
という思いだけだったんですけど。
今から思うとその配達の時に、陰と陽ですとか、
子供のからだはとか、マクロビオティックのベースを
教えていただいたんだと思います。
それから、もっと勉強したいと思い、
考え方や料理法を学んだんです。

               *

(続きはまた明日)


「むすび」誌
http://www.macrobiotic.gr.jp/publication/musubi/top/


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2010年8月11日(水)

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