ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第228回
続「米・味噌・梅干し」の輪


わが子の難病を「食」によって克服した、
岩手・一関の鈴木美感子さんは、
とうとう、地元の有機農家の方たちと連携して、
岩手発信の「身土不二!産直通販店」=
「マグノリア」(※1) を作った――、
メインの有機産品は、米、味噌、梅干し――
という話の続きです。
(「むすび」誌8月号(※2)、巻頭・特別対談より)

               *

鈴木 うちは子どもが小さいときからマクロを
習っていたこともあって、
家で採れる梅で梅干しを作っていたんですよ。
でもそれはうちで食べる分だけだったので、
充分まかなってたんですけど、
みなさんに紹介するとなるといっぱいいるので、
水とか塩を指定してこういうふうに作ってくださいと、
無農薬の梅をしてるおじいちゃんにお願いしました。

関根 今時めずらしいですね。
大量には生産できないでしょうけどね。
僕の母方の実家が和歌山なので
良心的な梅の農家の人を知っていますが、
どんな農園でも、農薬を1回はかけないとできない、
虫がついちゃう・・・といいます。
普通は農薬かけまくりでしょ。
防護服みたいのをかぶってね。

さて、お子さんの難病克服を契機に、
自然治癒力を大事にする活動を地元で広げてきたわけですが、
特製の「ゆたんぽ」まで通販していますね。

鈴木 それと操体法という仙台で発祥した、
自分のからだの動きで歪みをとる方法があって、
その操体をする先生のところに行けば、
湯たんぽがあるんですけど。
それを皆さんに知ってもらおうと私がお伝えして。
子どもは小さいうちは、
こんにゃくシップでは熱すぎて嫌がるんです。
かぜをひいてこれから熱があがってくるぞという寒気の時とか、
湯たんぽを使って熱をだすとすっきりします。
それから、こんどはなにを飲みたいの、
どうしてほしいのと子供に聞くと、
梅肉エキスが飲みたいとか、
梅醤番茶が飲みたいとかリンゴジュースが飲みたいとか、
リクエストしてくるので、それに合わせて、
私がはいはいとだしていると、自然に治っていくという。

関根 うまく育てましたね。

鈴木 小さいうちは様子をみながら呼吸はどうかとか、
いつも気をくばりながらあの手当て
この手当てというふうにやってたんです。

関根 体感的でいいですね。
大人はすぐに「冷えは万病のもと」みたいな
理屈をコネてしまいます。内から梅醤番茶で温めるのがいいとか、
外からゆたんぽだとか、理屈を述べて終わるけど、
子ども自身が自然に欲しがる方向へ向かう――
これはうまい教育法かな。

(続きはまた明日)

               *

※1「マグノリア」
http://www8.ocn.ne.jp/~bienaere/


※2「むすび」誌
http://www.macrobiotic.gr.jp/publication/musubi/top/


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2010年8月16日(月)

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