ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第230回
からだに優しい「日高美料理」


わが子の難病を
「食の改善」によって克服した岩手・の鈴木美感子さんは、
とうとう、地元の有機農家の方たちと連携して、
地元発信の産直通販店=「マグノリア」を作った――、
いま、米、味噌、梅干しを中心とした
まさに「台所発信」のスローヘルスな輪を
全国に広げている――という話の続きです。

そして、こんどは、
地元発信のオリジナル健康弁当も考案しました。
(「むすび」誌8月号、巻頭・特別対談より)

               *

関根 そうした縁を広げながら、鈴木さんは、
その後、マクロビオティックの料理講座だけでなく、
カウンセリングをやったり。
やがて、そこで鈴木さんオリジナルの
「日高見(ひたかみ)料理」を発案をするまでに
発展していくわけですね?

鈴木 日高見国(ひたかみのくに)は、
『日本書紀』にも出てくる岩手県内の北上川流域)
にあったとされる蝦夷の国で、
青森のほうまで含めて呼ばれていた。
いろんなところにまで、“ひたかみ”という
名前がでてくるんですけれども、私の心のなかでは、
この独自の地方文化を作った英雄・アテルイと
繋がるところがあって、
そのアテルイが岩手の土地を守りながら朝廷と戦った。
そのアテルイが、ここをまもりたかった。
岩手に根付く思想だったり考え方だったり、
そして稲作がさかんだったので、
豊かな土地だったんだと思うんですよ。

そこに平泉が栄えるわけですけど、
岩手県は、海の幸も沢山とれるし、
山の幸も食材を生かした料理ということで、
「日高見料理」というふうに名前をつけて、
基本はマクロにのっとって地元の食材を使って、
まあ今は無農薬も少ない状態ですので、
できるだけ、低農薬のものとか調味料は
しっかりしたものを使いましょうと考えたわけです。

ハードルを少し低くしたかたちで、
食事を提案できればいいなと。
ひたかみの「み」は、ほんとは「見」という字なんですけど、
私は、自分の名前の美感子の“美”をとって、
「日高美料理」と命名しているんです。
心と体の中から美しくする料理と意味をかけ合わせて。

最近になって若いおかあさんからお話をききたいとか
料理教室をしてほしいと言われているので、
これから少しずつ子育てする若いお母さん方に向けて、
発信していきたいなと思っています。

               *

(次回に続きます)


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2010年8月18日(水)

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