第231回
これが岩手の「日高美弁当」だ
わが子の難病を
「食の改善」によって克服した岩手・の鈴木美感子さんは、
とうとう、地元の有機農家の方たちと連携して、
地元発信の産直通販店=「マグノリア」(※) を作った――、
そして、地元発信のオリジナル健康料理
「日高美(ひだかみ)弁当」も考案した――という話の続きです。
(「むすび」誌8月号、巻頭・特別対談より)
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関根 そして「日高美弁当」(レシピ&写真は別掲)も普及させた。
三陸海岸にある大船渡のホテルやシェフと連携して
特別メニューを売り出したことがありましたが、
ここに掲載した写真の弁当がそれですか?
鈴木 いいえ、このレシピと写真は
私がオリジナルで造ったものです。
さすがホテルの人は、マクロビオティックのシェフを呼んで来て、
作ってる見たいですね。
おうちでも気軽に食べれるこれならできるという形で、
一般的な食事だけではなくて、
このほうが体にちょっといいかもしれないとか、
子供を育てていくうえで、もっとしっかり子どもを“見つめて”、
これだと違うかもしれないという目線を
若いお母さんに持ってもらいたい。
もうできあがってる大人の体はどうにでもなるし、
今からマクロビオティックにしましょうとか、
少し気をつけましょうとか、
でも子どもは、ほんとに小さいときが大事ですよね。
うちの子供が体を作るときにきちっとできたのは、
アレルギーがあったおかげできっちりできたんですけど。
今そのかぜをひいても治り方が違うというか、逞しいというか。
そういう意味では、
やっぱり若いお母さん方になにか気づいてほしいていうのかな。
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≪日高美料理≫
料理のポイントは以下の5項目。
1、できるだけ身土不二で
2、陰陽調和
3、できるだけノンケミカルで
4、人間に必要な食材の割合で
5、日高見で採れた雑穀や
新鮮な野菜・山菜・魚介類(三陸)を使う
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からだに優しくて美味しい、自然な味です。
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(日高美弁当のレシピ)
古代米 稗のコロッケ さつま芋のコロッケ
ポテトサラダ 麩(ふ)のソテー 大豆からあげの酢豚風
ごぼうの丸煮 青葉のおひたし きゅうりの古漬
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むすび誌・8月号掲載の巻頭大特集
鈴木美感子さんとの対談
「みつめる〜台所から見直す食の原点」
の一挙紹介を続けてきましたが、この回でやっと半分です。
病気治療・健康維持といいますが、
だからといって、難しい最新医学理論や、
最新薬にたよるのではなく、
日頃からの「食改善」の心得がいかに大切か?
この対談を読んだ方は、そう感じたことと思います。
あまり長くなると、読者のみなさんも飽きるでしょうから、
後半は、一息おいて、また、改めて紹介しましょう。
※「マグノリア」
http://www8.ocn.ne.jp/~bienaere/
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