ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第238回
子どもの「直感と体感」を忘れるな


「むすび」誌8月号の巻頭大特集は、
題して、≪見つめる〜台所から見直す食の原点≫――
いのちの深奥は西洋科学では解けない――
という話の続きです。

               *

鈴木 ふだん、私たちは野球やスポーツ観戦して、
すごいプレーを見たりすると、わーとなったり、
どうしてスポーツ観戦とかが
大衆にうけいれられるかというと、
その瞬間というのははじける作用があるんだそうですね。
いいプレイを見てわっとなったときに、
みんなそういう作用があると聞きます。

関根 ある瞬間、必要なわけですよね。
人間にはそれを上手く持続していくことが
人生をきめるんじゃないですか、
でないと「社会的な決まり」、「社会的制度」という
鎧の中だけに縛られていると結局、病気になってしまう。
人間らしく自然じゃない。
本来の生命体としては無理な状態、
鎧を着ながら生活している。
しかし、本当はそれを取っ払う「ときめく」瞬間がほしい。

鈴木さんがやっている心のカウンセリングも、
そのひとつの役割だと思うし、
マクロビオティックで病気を治したり、
きれいになったりした体験を持っている人も
非常に「感性や直感」を大事にしたがるわけだよね。

理屈で、身土不二とか、
一物全体といったお題目だけではなくて、
鈴木さんのお子さんのケースのように「直感や体感」――、
これがほしい。からだとこころが要求する感性的な爆発――、
それが本当のマクロビオティックなんじゃないですか。

料理もマニュアル通りに、
こういうふうにつくらなくてはいけないみたいな鎧、
決まりごとみたいなこととか、一物全体食とか、
そういう理屈とかでがんじがらめにしちゃうのはいけない。
それこそ桜沢如一さんや
岡田会長(正食協会)が言ってるみたいに、
「無理しない、自然体でいく」境地でしょうね。

今日、あらためて、鈴木さんの話を聞いたけど、
いい仕事や活動になってきましたね。小学校の先生から、
選択肢の広いところへ転進して、
正直に自分の道をつくっていくわけですから。


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2010年8月26日(木)

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