ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第239回
広がる!「いのちと食のネットワーク」


「むすび」誌8月号の巻頭大特集は、
題して、≪見つめる〜台所から見直す食の原点≫――
いのちの深奥は西洋科学の機械論では解けない――
という話の続きです。

               *

鈴木 やっぱりゆるがないのは子どもとかかわること。
今は塾でも勉強をおしえてたりしていますが、
子どもたちにかかわりながら、勉強だけでなく、
お母さんと話しするのですが、お母さんが、
自分の子どものアレルギーに気づかない人がいて、
先日も乳製品を取るとだめで、
食べてから計ったように30分から40分後に
“がって”寝る子がいるんです。

お母さんにもしかしてアレルギーがあるのではと、
言ってみたんですが、はじめは聞いてもらえなくて、
何度が繰り返してやっと、
“わがままで生クリームをたべないと思っていた”
と言ってくれて、
医者にも尋ねたらそれはそうだろうと言われて、
それから気をつけるようになったりとか。
子どもを通しての話もたくさんあります。
お母さんが気づいてなくて、
子どもに言うと自分が楽になるもんですから。
後は、子どもさんが自分で気をつけるようになったりしますね。

関根 さっきの給食の話じゃないけど、
食事から化学調味料を外す、
また添加物を減らすといったことは、社会的にというか
学校教育の現場でも、ある程度はできる。
でも精神的な問題、いのちとこころの問題を解決するには
家庭でやらないとむずかしい。
家庭からさらに隣近所へ、
ネットワークを作ってコミュニケーションする。

このインタビューと合わせて、
鈴木さんが作っている「いのちと食のネットワーク」の
地元の仲間の皆さんともお会いすることができました。
有機農法「やえはた自然農園」(花巻)の
藤根正悦・香里さん夫妻、
地産地消レストラン認定「星耕茶寮」(花巻)の
オーナー・佐藤幸吉さん、
子どもと母親がゆっくり食事のできる店
「カフェ・ウンマー」(水沢)の及川痲莉絵さん・・・などなど、
素敵な皆さんとも仲良くなりました。

都会の邪念・雑音に邪魔されることなく、
鈴木さんの身土不二=日高美ネットワークである
自然を愛する人たち、
マクロビオティックを実践する人たちと話をしたり、
食事を共にすることも、まさに、身・魂・心丸ごとで、
いのちが癒される環境場にわが身を置いたこととなり、
とてもリラックスできました。
有難うございました。

マクロビオティックは、ますます、
そういう「いのちの場」をつくる、
優しい役割を担ってきたと思います。

               *

今回は鈴木美感子さんと、
「ガンは食べて治す」という共著出版の懐古談に始まって、
鈴木さんのマクロビオティック活動の原点である
「台所から見つめるいのち」という話を伺いました。

僕は、12年前に厄介な食道ガンを、
そして、鈴木さんは18年前に
ご長男のヒルシュスプルング病という、
自力排便ができない腸の難病を
マクロビオティック玄米菜食法で克服したわけですが、
決して、人生をあきらめない! 
そうした生命力アップの実証例として、
読者のみなさんにも読んでいただければ幸いです

(「むすび誌」8月号の対談紹介、終了)


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2010年8月27日(金)

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