第246回
「僕はちょっと変わった患者です」
北京の王振国医師の最新の病院を訪問――、
王先生から、ぜひ、漢方薬を中心に
ガンを切らずに12年延命した患者として、
この病院の患者さんにも
「元気のメッセージを伝えてほしい」と頼まれて、
患者会で挨拶をした――、
奇しくも、日中交流のガン患者会となった――
という話の続きです。
僕の挨拶の内容を
かいつまんで披露すると以下のような話です。
「みなさん、今晩は。元気みなぎる、この王先生の病院で、
患者の皆さんと、パワーを交換できる機会を
与えられたことに感謝します。
僕は、12年前の58歳の時に、突然、食道ガンを発見され、
手術を拒否して、放射線と抗ガン剤、
そして、天仙液のなどの漢方療法などを組み合わせて、
こうして幸運にも元気に過ごしている患者です。
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通訳は健康養生塾の大屋玲子さん(右)
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中国の有名な詩人に、杜甫(とほ)という方がおられます。
この人の詩、曲江(きょっこう)に
「人生七十古来稀なり」という言葉がありますが、
お陰で、ことし、古希70歳を迎えることができました。
(会場から万雷の拍手)
いま、日本で、多くの有名人が食道ガンに侵されて、
むごい手術と果敢に闘って頑張っている様子が
ニュースで流されています。
僕は、普通の人とは違う、治療法、つまり、
西洋医学と薬草薬食療法の組み合わせて、
こうして再発もせずに過ごしているわけで、
ちょっと変わった患者です。
しかし、いまでは王先生が提唱する
西洋医学と中医学(漢方)を組み合わせた、
中西医結合治療の成果だと思って、とても感謝しています。」
(次回に続きます)
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