ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第250回
北京のパワースポット=白雲観を訪ねて(1)


前に、北京に行って、
久しぶりに、王振国医師の最新病院を見学。
「希望を持って、大いに人生を楽しみましょう」と励まされて、
あらたに元気のエネルギーを貰ったという話を書きました。

しかし、急成長で近代都市に変貌する
北京の街を自動車で走れば分かることですが、
皆さんもご存じのように、
大地の温暖乾燥化による黄砂、
建設現場からの砂塵、
林立する工場からの噴煙、
渋滞する車の排気ガス・・・などの影響でしょう。
街中の空気が、ことさらに黄色く淀んでいるのは残念なことです。

しかし、この古都にして近代都市である北京でも
まだまだ、心身をほっと和ませてくれる、
癒しの「パワースポット」はあるものです。

北京には、万里の長城、故宮、頤和園、天壇、明の十三陵から、
仏教、儒教、道教などのお寺や殿楼まで
世界文化遺産、国家文化遺産クラスの
数えきれないほどの名所旧跡がありますが、
皆さんも行ったことがあるでしょうが、
ここも大抵が、観光客の雑踏と観光バスの行列で
とても、気の流れの澄んだ
大都会の中の「パワースポット」とはいえません。

しかし、探せば、癒しのパワースポットはあるものです。
僕が見つけたのは、「白雲観」という、
北京市内の南西部にある道教・最大の寺院。
道教全真派の総本山で、唐代の739年に建造され、
現在の建物は清代に再建されたものです。

いま、中国では
古来宗教である道教や儒教の教えは、
迷信や旧習の元凶と軽視されていますので、
「道教=仙人道の総本山」といっても、
台湾や香港、シンガポールの道観(道教のお寺)の
雑踏・喧騒・賑わいとは違って、
参拝者も観光客も、まだ閑散としています。

まさに、道教寺院(道観)=白雲観は、
高層ビルラッシュと車公害の街と化した
北京のど真ん中にある
「パワースポット」の穴場といえるでしょう。
入り口や奥の施設の修復工事が盛んに行われていましたから、
2、3年後には、旅行ツアーのリストに入れられて、
観光地化するでしょうから、
いまが、本当の「聖域の穴場」です。
游息悠々の気分を味わいたいと思う人は、
北京に行く機会があれば、立ちよってみたらよいと思います。

境内では、香港映画のキョンシ―(幽幻道士)ほどの
オーバーなファッションではありませんが、
相撲取りの髷のように髪を束ねた若い道士さんたちが
のんびりと散策しています。
質問すれば、なかには道教の秘密について
丁寧に詳しく教えてくれる人もいますから、
不老長生=元気の気のエネルギーを心身に満たすヒントも
会得できるはずです。


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2010年9月7日(火)

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