ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第251回
北京のパワースポット=白雲観を訪ねて(2)


大都会・北京のど真ん中にある
パワースポットの穴場・
道教寺院(道観)=「白雲観」に行った話の続きです。

僕たちは、とても親切な若い道士に会うことが出来、
道教の歴史や正式の道教の参拝方法を教えてくれました。

道教には、主に30の神様が
それぞれの殿楼の中に鎮座しているそうで、
位の上から順番に上げると(*異説諸説あり)――、

1.元始天尊(北極星・宇宙の最高神) 
2.玉清天尊・上清天尊・大清天尊(三清) 
3.太上老君(老子・道教開祖)   
4.西王母・東王父(男神・女神の二神、日と月の陰陽)
5.白澤(獅子王)    
6.黄帝(道教聖帝)           
7.昊天金闕至尊 玉皇大帝(天道を支配する神)
8.北極太皇大帝(太陽・四季を統括する神)
9.南極天皇上帝(星を統括し戦争を司る神)
(以下略)

不老長生・福禄寿を願って、
拝むときの手の組み方も、仏教などとは違います。
右手の親指と人差し指でマル(陰)を作り、
左手の親指(陽)を、そのマルに組み入れる――
つまり、「陰陽調和」を組み手で表しながら拝むというのです。
足は8の字=八卦に開き、組んだ手を額に当て、
跪いて、3回ずつを3度=計9回、叩頭礼拝するのが、
道教の神々への参拝法だというのです。

この白雲観、いまは、
他の歴史遺産に比べて厚遇されているとは思えません。
しかし、やがて、国家も旅行会社も、
そして、道教信仰の厚い華僑たちからも、
歴史文化遺産としての評価が高まる時期が来るでしょう。
2、3年内には、各地の仏教寺院や孔子廟のように
観光化されるでしょうから、もし、北京に行くなら、
このパワースポットはいまが穴場です。

宗教として、信じる、信じないの次元ではなく、
なぜ、いまこうした、
大都会の中の古伝聖域(パワースポット)が気になるのか?
この時代の空気の秘密を知って、
自分なりに聖域にコミットメントすることは、
心身をそれなりに豊かにする――
「一日一メキ」で、元気長生を願う僕としては、
ま、気軽な気分で、そう考えているわけです。


←前回記事へ

2010年9月8日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ