ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第256回
食道ガンで亡くなった作家たち(1)


食道ガンは、エリート作家やタレント、
また、才能的、知的に優れている半面、
物心面でストレス過多の人にも多い――、
以下のような作家やタレントが、
食道ガンのむごい手術を超えて、
果敢に闘って亡くなられた――
という話の続きです。

以下は、昔、このコラムで紹介した内容ですが、
改めて、ご冥福を祈りつつ、
抜粋して、再録しておきましょう。

≪漫画家の赤塚不二夫さんもとにかくお酒が好きでした。
もう十数年お会いしていませんが、
ガンをなだめながら上手に養生しているようですから
運の強い人なのでしょう。

ともあれ、作家やジャーナリストといった
昼夜を取り違えたような因果な仕事をする人たちは
大抵が不摂生と暴飲暴食のはてに
消化器系臓器をやられるようです。
焼酎を肴に、ウイスキーのストレートを
朝から飲んでいた豪傑は
僕が週刊ポストの編集長になった頃、
やはり連載小説をお願いしていた作家の井上光晴さんですが、
大腸ガンで亡くなられました。

食道ガンで命を奪われた作家の系譜を上げれば
そのリストは壮絶です。
1965年、4回の食道ガンの手術を耐えた
作家の高見順さんをはじめ、
立原正秋さん、 野間宏さん、井上靖さんと
そうそうたる文壇の逸材が世を去りました。

「おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒」という
有名な食道ガン闘病記を残した
江國滋さんは滋酔郎の俳号を持つ酒を愛する人でした。
近くでは芥川賞作家の中山義秀さん、
田久保英夫さん、SF作家の光瀬龍さん、
そして、柳美里さんのベストセラー「命」に描かれた
劇作家、東由多加さんの壮絶な食道ガンとの闘いも
記憶に新しいところです。(以下略)≫

続きはまた明日。


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2010年9月13日(月)

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