第258回
戦国武将にも多い「食道ガン」
食道ガンはエリート病なのか?
親しくさせていただいた漫画家の赤塚不二夫さん、
作家の川上宗薫さんをはじめ、
作家の高見順さん、
立原正秋さん、 野間宏さん、井上靖さんと
そうそうたる文壇の逸材が世を去った――、
という話の続きです。
以下は、昔、このコラムで紹介した内容です。
≪ガンはまさにその人の波乱万丈の人生を
運命付づける病といえそうです。
歴史を紐解けば、
栄誉栄華をほしいままにした太閤・秀吉の死因は
胃ガンのようですが、
戦国の武将には食道ガン説が上げられる
豪傑も多いのには驚きます。
真偽をたしかめようはないのですが、
上杉謙信や毛利元就にも
食道ガン・咽頭ガン説が残っています。
中国の要人・周恩来も食道ガンと
闘いながら執務を続けたと聞きます。
意地悪く言えば、食道ガンは暴飲暴食や
ふしだらな生活の報い、
あるいはインテリの贅沢病ということも出来ましょうか?
(以下略)≫
昔の話はともあれ、
この過食美食でストレス過剰の時代には、
食道ガンになる患者が増え始めているようですから、
みなさんも気をつけて、日々の生活姿勢を
なるべくゆったりと過ごすように留意してください。
さて、ガンはその症状や個人の体質の違いで、
予後の過ごし方は変わってくるわけですが、
「食道ガンを切る」にしろ、
「切らないで過ごす」にしろ、
大切なことは、退院後の治療養生法と
生活法を工夫することにあると思います。
僕は、このコラムで何度も書きましたが、
退院後は、西洋医学よりも東洋医学の
「全体治療」に重点を置き、
以下のように、もっぱら漢方の薬食同源(やくしょくどうげん)に
基づいた「3つの薬草・薬食療法」を在宅療法として
取り入れて命を掴んだこことは、
このコラムでも、また拙著「ガンを切らずン延命10年」
「ガンに打ち勝つ
希望の法則50」でも報告した通りです。
1.天仙液(日本では未公認薬)による
「漢方複合療法」(王振国医師)
2.漢方せんじ薬を中心とした
「ホリスティック療法」(帯津良一医師)
3.玄米菜食によるマクロビオティック食養生法
(山村慎一郎・食養指導者)
(次回に続きます)
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