第263回
主治医のほかに「主治療師」を持とう(4)
どうも、大病院の治療は
専門化しすぎて、
ガンや老化病のような
いまの複雑な難病に対応できていない
――という話の続きです。
僕の場合、
患者としての体感(診断)では、
「胃の数値がおかしいのは、
別にガンが再発転移したのではなく、
椎間板ヘルニア、頸椎ヘルニアによる神経の影響だ」
と体感していましたし、
そのように医師にも申し上げました。
しかし、いまの専門化した医師とは
悲しいものですね。
消化器外科を専門とする医師には、
さっぱり分かってもらえないわけです。
というわけで、
最近、とみに
「主治医のほかに主治療師」を持って、
いのち全体のバランスを見て、
矯正・改善してもらう事が、
とても大切だと実感するようになったわけです。
この長寿難病複雑化時代には、
「主治医だけでなく、
信頼できる≪主治療師≫を持とう」などといったら、
大病院の医師からは
「そんな非科学的な治療発想は危険だ」
「素人療法は間違いの元」
「東洋医学などの治療など、
いかがわしいに決まっている」と
一笑に付されそうですが、
現実に、専門化した西洋医学の治療システムでは、
骨折とか、ちょっとした風邪とか、
機械的な処理の可能な病気は別にしても、
多くの患者が悩んでいる
複雑なガンや原因不明の難病はお手上げなわけです。
一患者から意見を言わせてもらえば、
逆に、大病院の医師がいかがわしいと独断する
伝統古来の「治療師」と縁を持ったがゆえに、
「ガンを切らずに12年」という、
幸運に恵まれたことも事実なわけです。
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