ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第279回
「医者に病気を治すことはできません」

僕が親しくさせてもらっている
東京女子医科大学附属
青山自然医療研究所クリニックの川嶋朗所長から、
「見えない力で健康になる」(サンマーク出版)
という新刊が送られてきました。

本書のキャッチフレーズは
「3年間予約待ちの人気ドクターが教える、
『自分の力』で病気を治す方法とは?」というわけですが、
「医者には、あなたの病気を治すことはできません」と
正直に言い切る川嶋先生の人気は
ウソ偽りなく、いまや、爆発的です。

ガンのような難病や原因不明病、そして
老化に悩む多くの患者が、
「病気を見て病人を見ず」
「患者を壊れた機械としか扱わない」――
という、いまの西洋医学の限界に気づき始めたために、
川嶋先生のようなホリスティックな医師が
急激に人気を集めているのでしょう。

このコラムでも何度か紹介しましたが、
川嶋先生の講演を聞いたり、
診察を受けたりしたことがある人なら分かりますが、
じつに快活に簡明に、
「病気を治せるのは医者ではなく、
ほかでもないあなた自身なのです」――と語りつつ、
あれこれとカウンセリングしてくれる
いまどき素晴らしい先生です。

西洋医学に、代替医療も組み合わせた
いわば「見えないいのいのパワー」を
総動員した、治療設計、人生再設計を
はかってくれる医師というわけです。

ま、ホリスティック医学の草分け、
僕の主治医である帯津良一医師の次を継ぐ
次世代のホープですが、
医師にしては珍しく、
本当に患者の気持ちを受け止めることが
できる人なんですね。

本書には、医師の視点からではなく、
あくまで悩める患者の視点から、
病気は「患者自身の自力で治すことができる」
ヒントがたくさん詰まっていますから必読です。

たとえば、「病気を治すヒント」の章の
「たとえガンが治っても
不幸せでは意味がない」という項目には、
乳がんの手術を自らの意思で断って、
納得して人生を全うした患者さんとのことが綴られています。

続きはまた明日。


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2010年10月6日(水)

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