ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第296回
帯津三敬病院・入院日記(2)

ちなみに、この春、夏は、
在宅で、これまでのように以前より慎重に、
漢方せんじ薬や冬虫夏草、
天仙液・天仙栓などによる内服治療を続行。
びわの葉温灸、湯たんぽから、
バイオチャージャーという最新温熱器までを総動員して、
とにかく、からだを冷やさないように、エネルギーを高め、
バランスの回復を図り、一進一退を繰り返して、
なんとか、日々、機嫌良く過ごしていたわけです。

しかし、猛暑の夏には、
熱中症やら体調不良、ガンで、
多くの有名人や高齢者がなくなりましたが、
僕の頸椎ヘルニアとストレスは、冷房病を伴って、
消化器系への障害を広げたようなのです。

「キミ、平均寿命80年の時代、
70歳なんて、まだまだ若い、若いよ」と、
よく、長生き先輩たちに笑われますが、
人それぞれに生まれ持っての体力の差はあります。

また、僕たちの世代は、終戦直後の栄養失調の時代に
幼児少年期をすごしましたから、
他の世代に比べて、
多少、ヤワなところがあるのかも知れません。
人それぞれ、いわば「決められた寿命」は違うわけです。

それはともあれ、
眼の疲労、食欲低下、胃の膨満感や全身の倦怠感、
背中の痛みも激しくなってきましたので。
思い切って、12年前に、最初に帯津病院に来た時から
親身になってくださっている、
山田幸子婦長さん(帯津三敬塾クリニック)に相談。
「切るとか切らないとかいう前に、関根さん、
からだを休めることが、まず第一よ。」というアドバイスを貰い、
この秋、急遽、徹底検査入院。

ガンを切らずに12年の総決算と、
13年目からの再設計と行きたいところでしたが、
ま、ガンは一筋縄ではおさまらない病気で、
血液検査、エコー、CTから内視鏡まで
いろいろな精密検査の結果は、
なかなか楽観視できない状態でもありました。

不思議にも食道ガンの再発はないが、
「胃ガンと肝腫瘍」の疑いあり――
というわけで徹底検査です。

見舞客が来ては、決まって、
「何故だ」「何故、そんなことになったのか」と質問しますが、
ようするに、僕が現役の編集長の頃の
暴飲暴食癖を知っている人なら別に驚かないでしょうが、
そのケタはずれの自堕落な生活の果てに
とっくの昔に、「食道」ばかりか「胃」も「肝臓」も、
お酒関連の臓器はやられていたのだ・・・
と、解釈すれば正解だと思えます。
いわば、因果応報です。

ま、いろいろ予兆は感じていましたので、
12年前のように、オロオロはしませんでしたが。
人生の後始末を考えつつ、
さらなる「人生の再設計」を模索できる、
そうした「生命観に余裕が持てる年齢まで
生かせて貰った」ことは、本当に有難いことでした。

さて、どうなったか?
これから、この連載で、
ガンを切らずに12年延命の
再検証・顛末記を同時進行で
詳しく書いきたいと思ったのですが、
毎日、愛読している読者の皆さんには申し訳ないのですが、
しばらく、病院にて保養の後、
改めて、書きしたためたく考えます。
一度、連載を休憩させていただきたく考えました。

(次回に続きます)


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2010年10月23日(土)

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