第25回
モテタイ?
私はもてたくない、という人はいません。
異性に興味がなくなった人でも、
モテタイかモテタクナイかと聞かれれば
おそらく漠然と「モテタイ」と返答するでしょう。
恋愛に限らず、人に好きになってもらうのは嬉しいことです。
多くの人に愛され、支持されるのは
経験したことはないけれど、嬉しいことのようにみえます。
女優さんや歌手は人気が出てゆくと同時に
どんどん美しくなってゆく人が多いですね。
しかし、一方で幼い頃からちやほやされない子もいます。
勉強も運動も特別にできない。
可愛いわけでもない。
いつも自分の居場所がなくて寂しいと想いながら
大人になってゆく子もいます。
社会で仮面をつけているだけで
殆どの女性はこちらの部類に入るとこでしょう。
私を含めて。
けれど、愛されることに慣れてしまった美しい女性は
人から忘れ去られ、憎まれると
絶望して精力を使い果たしてしまいます。
ちやほやされなかった女性は幸いです。
自分をあやす方法を幼い頃から身につけています。
誰に認めてもらえなくったって、
自分を満足させることはできます。
粗末に自分を扱わないようにできるのは、
特別な才能や能力を持つことよりも
大切なことではないでしょうか。
あなたは一人ぼっちの時に何をしますか。
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